ブルース・リウ、夜や月にまつわる作品を集めた新作『ルナリス』を発表
ブルース・リウ、夜や月にまつわる作品を集めた新作『ルナリス』を発表
ショパン国際ピアノ・コンクールで優勝を果たし、世界的に注目を受けているピアニスト、ブルース・リウの新作『ルナリス』が2026年8月7日(金)に発売されることが決定した。
発売に先立ち、本日5月29日(金)よりアルバムの収録曲「ドビュッシー:夢想」の先行配信およびミュージック・ビデオの公開がスタートしている。
中国系カナダ人ピアニストのブルース・リウは、24歳だった2021年にショパン国際ピアノ・コンクールで優勝し、翌2022年にドイツ・グラモフォンと専属契約を結んだ。それ以来、世界有数のコンサートホールでの卓越した演奏と、高い評価を受けた録音によって、同世代を代表するクラシック・アーティストの一人としての地位を確立している。
その幅広い表現力と独創的なプログラミング・センスを存分に発揮した本作は、夜や月をテーマにした作品を集めた、ブルース・リウにとってこれまでで最も個性的かつ独創的なアルバムだ。夜、想像力、そして超越をテーマに据え、ピアノ音楽史を彩る名作の数々を軸に、壮大な音楽の旅を描き出すコンセプト・アルバムとなっている。
ショパン国際ピアノ・コンクールを前にした数か月間、リウは自身の最良の音楽的アイデアの多くが夢の中から生まれてくることに気づいたという。また、現在は世界各地を巡るツアー・アーティストとして活動するなかで、深夜に作業することも少なくない。リウは「静寂と集中、そして時間感覚を超えた状態が得られるのは、しばしばその時間帯だけなのです」と語っている。
こうした深夜の創作体験が、月光や夢、闇と夜明けをテーマとする本アルバムの着想へとつながった。
収録曲は、ベートーヴェンの《月光》《ワルトシュタイン》を中核に据えながら、ドビュッシー、バッハ/シロティ、モンポウ、リゲティ、アグネス・オベルなど、時代や様式を超えて響き合う作品群を精緻にキュレーション。統一感と深い物語性を備えたプログラムが展開される。
ブルース・リウは「『ルナリス』という言葉は、どこか親しみがありながら神秘的にも響きます。その語源である『luna』は、月や夜、そして間接的でとても親密な光を思い起こさせます。外の世界が静まり、想像力や感受性、そして時間に対する異なる感覚のために内なる世界が開かれる時間を表しているのです」と述べている。
なお、ブルース・リウは6月5日(金)のミューザ川崎シンフォニーホール公演を皮切りに来日ツアーを開催。本作『ルナリス』に収録される楽曲もプログラムに含まれている。