ヨーヨー・マ サントリーホール40周年スペシャルコンサート
ヨーヨー・マ、若手演奏家や先住民族音楽家らと共演したサントリーホール40周年スペシャルコンサートの公演レビュー

ヨーヨー・マがサントリーホール40周年スペシャルコンサートに登場し、若手演奏家や先住民族の音楽を受け継ぐ音楽家たちとの共演プログラムを披露した。
前半は、ヨーヨー・マ、若尾圭良(ヴァイオリン)、ユン・ジャニス・ルー(ピアノ)が入場し、続いてトンコリを奏でるOKIとヴォーカルグループのMAREWREW(マレウレウ)が登場。「Topattumi」の演奏でコンサートが始まり、若尾、マ、ルーのトリオによるショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲第2番が演奏された。若尾は2006年ボストン生まれのヴァイオリニスト、台湾出身のルーはニューイングランド音楽院博士課程在籍のピアニストである。続いてマとルーにより、メシアンの「世の終わりのための四重奏曲」より第8楽章「イエスの不滅性への賛歌」が演奏された。
後半は、カナダ東部ウォラストクイク族のジェレミー・ダッチャーの企画・監修による「Wisdom for a Broken World」が展開された。マの無伴奏ソロによるドヴォルザーク「インディアン・ラメント」で始まり、ダッチャーの歌とマのチェロによる先住民伝承の「Honour Song」、100年以上前の録音と共演した「Oqiton」、ダッチャーの歌による「Tahcuwi Anelsultipon」、ドヴォルザークの「家路」(「新世界交響曲」第2楽章)が演奏された。その後、OKIとマレウレウの4人が加わり、アイヌ伝統音楽やOKIの音楽(「Muy so kanene」「Hirikaho」)、全員での「Healing chant」、マレウレウを中心とした「シャチの歌」「Ipa」、全員での「蛇の薬の歌」が披露された。アンコールにはダッチャーの「Woliwon」が歌われた。
【公演データ】
ヨーヨー・マ サントリーホール40周年スペシャルコンサート
10月25日(日) 19:00 サントリーホール 大ホール
出演:
チェロ:ヨーヨー・マ
ヴァイオリン:若尾圭良
ピアノ:ユン・ジャニス・ルー
[特別ゲスト]
ヴォーカル、パーカッション、ピアノ:ジェレミー・ダッチャー
ヴォーカル、トンコリ:OKI
ヴォーカル:MAREWREW(マレウレウ)
他日公演:10月27日(火)、28日(水) 19:00 サントリーホール 大ホール

