Sir John Eliot Gardiner to Remain at Bachfest Leipzig Despite Ongoing Sexual Harassment Case
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮者、セクシャルハラスメント疑惑にもかかわらずライプツィヒ・バッハ音楽祭への出演を継続
ライプツィヒ・バッハ音楽祭は、スタッフに対するセクシャルハラスメント調査を受け、ジョン・エリオット・ガーディナー氏を2027年の音楽祭から除外しないという決定を発表した。
今年のバッハ音楽祭において、ガーディナー氏が女性従業員に対して不適切な行動をとったことを受け、同氏を今後のプログラムから外すべきだとの声が上がっていた。刑事捜査はまだ終結していないものの、ライプツィヒ・バッハ資料館の理事会は8月27日、同氏が2027年のプログラムに留まることを決定した。
バッハ資料館は、刑事法、雇用法、心理学的評価を含む専門的な知見を求め、この件を評価した。審査の結果、音楽祭側は、ビデオ証拠の中に明らかな刑事責任や有罪となる行為は見当たらなかったと発表した。しかし、心理学的評価では、従業員がこの出来事を個人的な境界線の侵害として経験した可能性があり、彼女の経験は真剣に受け止められるべきであると結論付けられた。
音楽祭側は『VAN Magazin』に対し、現段階では数年前から計画されていたコンサートを中止する理由はないと語った。ただし、音楽祭は当面の間、2027年以降のガーディナー氏との新たな芸術プロジェクトは計画しないとしている。また、事態がさらに発展した場合には、2027年のコンサートに関する決定を再考すると付け加えた。さらにバッハ音楽祭は、アーティスト、従業員、その他の参加者に対する拘束力のある行動規範や、連絡先と報告手順を定めた音楽祭全体でのセーフガーディング(安全保護)および意識向上フレームワークなど、新しい安全対策を導入したと報告している。
この論争は、2023年8月にフランスのラ・コート=サン=タンドレで開催されたベルリオーズ音楽祭で、ガーディナー氏が『トロイアの人々』の終演後に舞台裏でバス歌手のウィリアム・トーマスを殴打し、広く批判を浴びてから3年後のことである。その後、ガーディナー氏は数ヶ月間活動を休止し、後に認知行動療法を受けたことを明かしていた。
ガーディナー氏は、2027年6月20日にライプツィヒの聖トーマス教会にて、コンステレーション合唱団および管弦楽団と共にバッハの『ロ短調ミサ曲』を指揮する予定である。2027年のライプツィヒ・バッハ音楽祭は、「情熱(Passion)」をテーマに6月10日から20日まで開催される。
