角野隼斗がテーマ曲を手掛ける展覧会『ルーヴル美術館展 ルネサンス』が開幕 - CDJournal.com
ピアニストの角野隼斗がテーマ曲を手掛ける展覧会『ルーヴル美術館展 ルネサンス』が国立新美術館で開幕
ピアニストの角野隼斗がテーマ曲を手掛ける、展覧会『ルーヴル美術館展 ルネサンス』が9月9日(水)に開幕。12月13日(日)まで東京・六本木 国立新美術館で開催されます。世界最大級の規模を誇るルーヴル美術館の膨大なコレクションから、初来日となるレオナルド・ダ・ヴィンチの傑作『美しきフェロニエール』ほか、選び抜かれた50点あまりの作品を展示します。角野がこの展覧会のテーマ曲として書き下ろした新曲「Forma」は、音楽、芸術、知性が交差するルネサンスの精神を、現代の響きとして鮮やかに立ち上がらせるもの。また、展覧会のアンバサダーを俳優の北川景子が務めています。
本展は、ルネサンスを象徴する存在であるレオナルド・ダ・ヴィンチを起点に、「旅」「技法の革新と洗練」「古代へのまなざし」「肖像芸術の隆盛」という4つのテーマで構成。絵画だけでなく、彫刻、版画、素描、工芸まで、多彩な作品群を通して15世紀から16世紀に花開いたルネサンス芸術の本質に迫っていきます。とりわけ注目される、通称『美しきフェロニエール』として知られるレオナルド・ダ・ヴィンチ『女性の肖像』は、人物の外見だけではなく、その内面に潜む複雑な感情まで描き出そうとしたレオナルドのまなざしは、本展全体の核となる“人間を見つめる力”を象徴しています。
その展覧会の世界観に呼応するように書き下ろされたのが、角野隼斗によるテーマ曲「Forma」です。タイトルの「Forma」はラテン語で「形」を意味する言葉。角野自身がパリ留学時代に幾度となくルーヴル美術館を訪れ、芸術と科学の関係性に強い関心を持ってきた経験を背景に、ピアノの一音一音、そして声部のひとつひとつが線となり、やがて“形”として浮かび上がるイメージで作曲されました。それはたんなる展覧会の付随音楽ではなく、作品を前にしたときに立ち上がる思考や感情の輪郭までも音へと変換し、ルネサンスという時代の創造の息吹を、現代の耳に届くかたちで再生させる、強い美学を宿したテーマ曲となっています。
さらに、展覧会を音楽の視点から楽しめるプレイリスト「ルーヴル美術館展ルネサンス音楽プレイリスト」が公開中。 本プレイリストでは、展覧会に出品される主要作品に関連するルネサンス音楽をセレクト。ヴェネツィア、フィレンツェ、ミラノ、スペイン、ネーデルラントなど各地で育まれた音楽を通じて、ルネサンス芸術が花開いた時代の空気や人々の感性を体感できる内容となっています。