LFコンサート
LF CLASSICWorld Classical Music News
MENU
♪
Portal
メニュー
Category
カテゴリ
Sources
情報ソース
🇯🇵 日本オーケストラレコ芸ONLINE · 2026年6月18日 12:31 · レビュー· 約3分で読めます

【必聴名盤20】ブラームス:交響曲第4番 これを聴かなきゃはじまらない!

【必聴名盤20】ブラームス:交響曲第4番 これを聴かなきゃはじまらない!

日本語要約
音楽評論家・佐伯茂樹による、ブラームス「交響曲第4番」の必聴名盤20選。フルトヴェングラー、ワルター、ノリントン、マンゼ、ヘンゲルブロックらによる主要5選の解説に加え、クレンペラー、シューリヒト、クライバーら15の名盤が紹介されている。
全文(日本語)

特別企画シリーズ「ブラームス 4つの交響曲」のアーカイブ第6回配信として、音楽評論家・佐伯茂樹が選ぶ「ブラームス:交響曲第4番」の必聴名盤20を紹介する。

【主要5選】

1. ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル(1948年録音):ティタニア・パラストでのライヴ。イン・テンポとは対極にある揺れ動くテンポと、終楽章コーダの疾走するエネルギーが特徴。

2. ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団(1959年録音):ステレオ録音。旋律線に有機的な表情があり、室内楽のようなメリハリのある表現がなされている。

3. ロジャー・ノリントン指揮ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ(1995年録音):史上初のピリオド・オーケストラによる録音。慣習的な溜めを排除し、第4楽章のフルート独奏には木製の逆円錐管を使用。

4. アンドルー・マンゼ指揮ヘルシンボリ交響楽団(2009-10年録音):バロックの形式美と19世紀のロマンティシズムが共存した演奏。

5. トーマス・ヘンゲルブロック指揮北ドイツ放送エルプフィルハーモニー管弦楽団(2016年録音):エルプフィルハーモニーでのセッション。自筆譜に書かれ削除された第1楽章冒頭の導入部を再現している。

【必聴名盤アラカルト15】

・オットー・クレンペラー指揮バイエルン放送交響楽団(1957年):骨太で情感豊かなライヴ盤。

・カール・シューリヒト指揮ウィーン・フィル(1965年):緩急の技が光るライヴ盤。

・ジョン・バルビローリ指揮ウィーン・フィル(1967年):情熱的でオーケストラをよく鳴らした演奏。

・クルト・ザンデルリング指揮ドレスデン国立歌劇場管弦楽団(1972年):構築美と歌謡性が両立した名演。

・カール・ベーム指揮ウィーン・フィル(1975年):鋭い音楽作りとウィーンの伝統が融合。

・オイゲン・ヨッフム指揮ロンドン・フィル(1976年):ドイツの正統的な重心の低い演奏。

・カルロス・クライバー指揮ウィーン・フィル(1980年):流麗でセンスの良いアゴーギクが特徴。

・レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィル(1981年):遅めのテンポによる感情表現豊かなライヴ。

・カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ウィーン・フィル(1989年):遅めのテンポで彫りの深いライヴ盤。

・チャールズ・マッケラス指揮スコットランド室内管弦楽団(1997年):ピリオド・アプローチの先駆け。

・パーヴォ・ベルグルンド指揮ヨーロッパ室内管弦楽団(2000年):弦楽器の人数を絞り構造を明確にした演奏。

・ジョン・エリオット・ガーディナー指揮オルケストル・レヴォリュショネール・エ・ロマンティーク(2008年):ピリオド楽器による全集の一枚。

・リッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(2013年):現代的な演奏で、幻の導入部も別トラックに収録。

・ロビン・ティチアーティ指揮スコットランド室内管弦楽団:慣習にとらわれない新鮮な演奏。

▼関連キーワード解説 (8)
佐伯茂樹人物・団体Wikipedia ↗

佐伯 茂樹 は日本の管楽器奏者、音楽評論家、楽器・古楽研究者。

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー人物・団体Wikipedia ↗

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー は、ドイツの指揮者、作曲家。伴奏ピアニストとしての演奏も行った。

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団人物・団体Wikipedia ↗

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 は、ドイツ・ベルリンのフィルハーモニー に本拠を置くオーケストラである。

ブルーノ・ワルター人物・団体Wikipedia ↗

ブルーノ・ワルター は、ドイツ出身の指揮者、ピアニスト、作曲家。より正確なドイツ語読みはヴァルターであり、そのように表記される場合もある。本来の姓はシュレジンガーであり、これは彼がブレスラウの歌劇場の指揮者になったとき、現地ユダヤ人にシュレジンガー姓が多いので、ワルター(ヴァルター)に改めたという。そのため、ワルター・シュレジンガーと表記されることも稀にある。

コロンビア交響楽団人物・団体Wikipedia ↗

コロンビア交響楽団 は、1950年代から1960年代にかけて、アメリカのコロンビア・レコードのレコード録音のために編成されたオーケストラの名称である。単一の団体として独自の活動は行わない。その実体も、レコーディング・セッションの度に臨時編成されたアンサンブルであったり、契約上の都合による既存のオーケストラの変名(俗にいう「覆面オーケストラ」)であったりしており、単一のものではない。中でも特に知られているのは、ブルーノ・ワルターのステレオ録音にクレジットされたオーケストラである。

ロジャー・ノリントン人物・団体Wikipedia ↗

サー・ロジャー・アーサー・カーヴァー・ノリントン は、イギリスの指揮者。時代楽器や時代様式を用いたバロック、古典派、ロマン派音楽の演奏で名を知られる。

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ人物・団体Wikipedia ↗

ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ は、イギリスの古楽器オーケストラ。

アンドルー・マンゼ人物・団体Wikipedia ↗

アンドルー・マンゼ は、イギリスのバロック・ヴァイオリン奏者、指揮者。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
あわせて読みたい
次に読むなら
佐伯茂樹 の他の記事
🇦🇹 オーストリアオーケストラレビューGoogle News DE オケ10/23 20:03
アンドリス・ネルソンス指揮ウィーン・フィルによるマーラー交響曲全集(1〜10番)がドイツ・グラモフォンよりCD12枚組でリリース
12 CD-Box GUSTAV MAHLER Die Symphonien 1 bis 10, ANDRIS NELSONS und die WIENER PHILHARMONIKER; Deutsche Grammophon - Online Merker
アンドリス・ネルソンス指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるマーラー交響曲全集(第1〜10番)のCD12枚組ボックスがドイツ・グラモフォンから登場した。ザルツブルク音楽祭、ウィーン楽友協会、ウィーン・コンツェルトハウスでのライヴ録音を収録している。
マーラーアンドリス・ネルソンスザルツブルク音楽祭
🇬🇧 イギリスオーケストラレビューGoogle News EN 欧州オケ210/21 08:03
マーラーの交響曲第2番「復活」の新録音が今年だけで9作登場、相次ぐリリースをガーディアン紙が比較検証
With nine new recordings of Mahler’s epic Resurrection Symphony this year alone, which rises above the rest? - The Guardian
今年、英国市場ではマーラーの交響曲第2番「復活」の新録音が12か月間で計9作リリースされる異例の事態となっている。これらはすべてライヴ録音で、過去の録音史(オスカー・フリート、オーマンディ、クレンペラーなど)を振り返りつつ、最近のパーヴォ・ヤルヴィ&チューリヒ・トーンハレ管弦楽団、マチェラル&フランス国立管弦楽団、サロネン&サンフランシスコ交響楽団、そしてラトル&バイエルン放送交響楽団の新譜の特徴が比較・評価されている。
マーラーBBCフィルハーモニックフェアフィールド・ホールズ
🇩🇪 ドイツオーケストラニュースGoogle News EN 欧州オケ10/23 05:02
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、本拠地改修のため2032年から2040年までフィルハーモニーを離れる計画を発表
Berlin Philharmonic planning to vacate Philharmonie for renovation from 2032-40 - Hartford Courant
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は、1963年以来の本拠地であるフィルハーモニーの改修工事に伴い、2032年から2040年まで同ホールを離れる計画を進めている。2032年前半の創立150周年を祝った後に移転する予定で、2008年に閉鎖されたテンペルホーフ空港の格納庫に仮設施設を設ける計画を策定中である。改修と仮設ホールの総費用は11億5000万ユーロ(約12億8000万ドル)と試算され、ドイツ連邦政府が2億2500万ユーロの拠出を表明している。首席指揮者のキリル・ペトレンコは、音響面での課題や会場確保への交渉について語っている。
キリル・ペトレンコベルリン・フィルハーモニー管弦楽団フィルハーモニー
佐伯茂樹 の記事をすべて見る →
同じテーマの最近の記事
🇬🇧 イギリスクラシック全般ニュースGoogle News UK 一般10/27 11:33
BBC Radio 3「クラシカル・ライブ・コンサート」の映像・音声配信ラインナップ一覧
Videos - Radio 3 Classical Live Concert - BBC
BBC Radio 3の「クラシカル・ライブ・コンサート」にて、オルシノ・アンサンブルによるウィグモア・ホール公演をはじめ、BBCフィルハーモニック、ジェームズ・エーネス、ジェネバ・カネー=メイソンらが出演する演奏の音声・映像ラインナップが紹介されている。
オルシノ・アンサンブルバーバーウィグモア・ホール
🇬🇧 イギリスオーケストラレビューGoogle News UK オケ10/27 11:03
ロンドン・フィルとエドワード・ガードナー、マーク・シンプソンの新作ピアノ協奏曲を世界初演(ソリスト:タマラ・ステファノヴィチ)
LPO/Gardner review — Mark Simpson’s new piano concerto is a thrilling ride - The Times
ロイヤル・フェスティバル・ホールにて、エドワード・ガードナー指揮のロンドン・フィルハーモニー管弦楽団が、ソリストにタマラ・ステファノヴィチを迎えてマーク・シンプソンによるピアノ協奏曲の世界初演を行った。
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団エドワード・ガードナーロイヤル・フェスティバル・ホール
🇪🇸 スペインオーケストラニュースBeckmesser10/27 09:32
アロンドラ・デ・ラ・パーラ指揮マドリード州立管弦楽団がダンサーのカレブ・タイシャーを迎えて舞踊をテーマにした定期演奏会を開催
La ORCAM propone un recorrido musical por la danza y sus raíces en su nuevo concierto de la temporada
マドリード州立管弦楽団(ORCAM)は11月3日、国立音楽堂シンフォニーホールにて首席指揮者アロンドラ・デ・ラ・パーラの指揮、ダンサーのカレブ・タイシャーの特別出演による定期演奏会「シンフォニック・コレオグラフィー」を開催する。プログラムはヒナステラの『エスタンシア』組曲、トマ・エンコの『タップ協奏曲』(スペイン初演)、カルロス・サイモンの『4つのブラック・アメリカン・ダンス』(ORCAM初演奏)、バーンスタインの『ウェスト・サイド・ストーリー』からの「シンフォニック・ダンス」の4曲で構成される。
マドリード州立管弦楽団アロンドラ・デ・ラ・パーラ国立音楽堂
アロンドラ・デ・ラ・パーラ指揮マドリード州立管弦楽団がダンサーのカレブ・タイシャーを迎えて舞踊をテーマにした定期演奏会を開催
タグ
佐伯茂樹ヴィルヘルム・フルトヴェングラーベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ブルーノ・ワルターコロンビア交響楽団ロジャー・ノリントンロンドン・クラシカル・プレイヤーズアンドルー・マンゼヘルシンボリ交響楽団ヘンゲルブロック北ドイツ放送エルプフィルハーモニー管弦楽団オットー・クレンペラーバイエルン放送交響楽団カール・シューリヒトウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ジョン・バルビローリクルト・ザンデルリングドレスデン国立歌劇場管弦楽団カール・ベームオイゲン・ヨッフムロンドン・フィルハーモニー管弦楽団カルロス・クライバーレナード・バーンスタインカルロ・マリア・ジュリーニチャールズ・マッケラススコットランド室内管弦楽団パーヴォ・ベルグルンドヨーロッパ室内管弦楽団ジョン・エリオット・ガーディナーオルケストル・レヴォリュショネール・エ・ロマンティークリッカルド・シャイーライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団ロビン・ティチアーティティタニア・パラストエルプフィルハーモニー交響曲第4番交響曲第1番交響曲第3番悲劇的序曲ドイツ・レクイエム
原文を読む → レコ芸ONLINE
この記事をシェア
X でシェアFacebookLINE
← 記事一覧に戻る