【必聴名盤20】ブラームス:交響曲第4番 これを聴かなきゃはじまらない!
【必聴名盤20】ブラームス:交響曲第4番 これを聴かなきゃはじまらない!

特別企画シリーズ「ブラームス 4つの交響曲」のアーカイブ第6回配信として、音楽評論家・佐伯茂樹が選ぶ「ブラームス:交響曲第4番」の必聴名盤20を紹介する。
【主要5選】
1. ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル(1948年録音):ティタニア・パラストでのライヴ。イン・テンポとは対極にある揺れ動くテンポと、終楽章コーダの疾走するエネルギーが特徴。
2. ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団(1959年録音):ステレオ録音。旋律線に有機的な表情があり、室内楽のようなメリハリのある表現がなされている。
3. ロジャー・ノリントン指揮ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ(1995年録音):史上初のピリオド・オーケストラによる録音。慣習的な溜めを排除し、第4楽章のフルート独奏には木製の逆円錐管を使用。
4. アンドルー・マンゼ指揮ヘルシンボリ交響楽団(2009-10年録音):バロックの形式美と19世紀のロマンティシズムが共存した演奏。
5. トーマス・ヘンゲルブロック指揮北ドイツ放送エルプフィルハーモニー管弦楽団(2016年録音):エルプフィルハーモニーでのセッション。自筆譜に書かれ削除された第1楽章冒頭の導入部を再現している。
【必聴名盤アラカルト15】
・オットー・クレンペラー指揮バイエルン放送交響楽団(1957年):骨太で情感豊かなライヴ盤。
・カール・シューリヒト指揮ウィーン・フィル(1965年):緩急の技が光るライヴ盤。
・ジョン・バルビローリ指揮ウィーン・フィル(1967年):情熱的でオーケストラをよく鳴らした演奏。
・クルト・ザンデルリング指揮ドレスデン国立歌劇場管弦楽団(1972年):構築美と歌謡性が両立した名演。
・カール・ベーム指揮ウィーン・フィル(1975年):鋭い音楽作りとウィーンの伝統が融合。
・オイゲン・ヨッフム指揮ロンドン・フィル(1976年):ドイツの正統的な重心の低い演奏。
・カルロス・クライバー指揮ウィーン・フィル(1980年):流麗でセンスの良いアゴーギクが特徴。
・レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィル(1981年):遅めのテンポによる感情表現豊かなライヴ。
・カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ウィーン・フィル(1989年):遅めのテンポで彫りの深いライヴ盤。
・チャールズ・マッケラス指揮スコットランド室内管弦楽団(1997年):ピリオド・アプローチの先駆け。
・パーヴォ・ベルグルンド指揮ヨーロッパ室内管弦楽団(2000年):弦楽器の人数を絞り構造を明確にした演奏。
・ジョン・エリオット・ガーディナー指揮オルケストル・レヴォリュショネール・エ・ロマンティーク(2008年):ピリオド楽器による全集の一枚。
・リッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(2013年):現代的な演奏で、幻の導入部も別トラックに収録。
・ロビン・ティチアーティ指揮スコットランド室内管弦楽団:慣習にとらわれない新鮮な演奏。
