スーパーのレジ係10人が歌うオペラ!?ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞アーティストが仕掛ける異色作が京都で日本初演!
ヴァイヴァ・グライニテ、リナ・ラペリテ、ルギーレ・バルズジュカイテによる現代オペラ『HAVE A GOOD DAY!』がロームシアター京都で日本初演

2026年9月、ロームシアター京都にて現代オペラパフォーマンス『HAVE A GOOD DAY!』が上演される。本作はリトアニア出身のヴァイヴァ・グライニテ(台本)、リナ・ラペリテ(作曲・音楽監督)、ルギーレ・バルズジュカイテ(演出・美術)の協働による作品である。
副題「10人のレジ係、スーパーマーケットの音、ピアノのためのオペラ」の通り、スーパーのレジ係に扮した10人の女性パフォーマーとピアニストによって演じられる。作品は、夜のスーパーの陳列棚への「子守歌」から始まり、レジでの定型挨拶を反復するミニマル・ミュージック調の大合唱へと展開する。バーコードスキャナーの音や光、蛍光灯の明滅などがスーパーマーケットの空間を立ち上げる。
作品では、画一的な消費社会の批評のみならず、現代を生きる女性たちの個性がアリアを通じて浮かび上がる。新人の戸惑いやシングルマザーの生活の苦しさ、移民としての苦労、家族との葛藤などが描かれ、それらが店内のセールストークと交錯する。また、美術史を学んだものの仕事が見つからない女性の苦悩を歌う「美術批評家のアリア」なども含まれる。この上演スタイルは、リトアニアの伝統的多声合唱「スタルティネス」と解釈されることもある。
制作チームの2作目『Sun&Sea』は、2019年の第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展で金獅子賞を受賞している。本作は、声と音楽と演劇的要素で構成されるムジークテアーター(音楽劇)として、グローバル化する世界の諸問題をユーモアを交えて綴る。
【公演概要】
日時:2026年9月25日(金)19:00、9月26日(土)14:00
会場:ロームシアター京都 サウスホール
※9月25日終演後にアフタートークあり
他公演:10月3日(土)穂の国とよはし芸術劇場PLAT