LFコンサート
LF CLASSICWorld Classical Music News
MENU
Portal
メニュー
Category
カテゴリ
Sources
情報ソース
🇯🇵 日本ピアノOntomo · 2026年6月17日 17:01 · インタビュー· 約1分で読めます

「譜読みができない!」の苦しみをどう解決する? 教本「ピアチャレ」 シリーズ著者、山本美芽さんに聞く

「譜読みができない!」の苦しみをどう解決する? 教本「ピアチャレ」 シリーズ著者、山本美芽さんに聞く

日本語要約
ピアノ指導者・音楽ライターの山本美芽氏が、ピアノ学習における最大の難関「譜読み」の悩みについて解説。かつての指導法が現代の子どもたちの環境に合わなくなっている現状を指摘し、童謡の活用や認知発達段階に応じた指導の重要性、自身の教本「ピアチャレ」シリーズの考え方について語った。
全文(日本語)

ピアノのレッスンにおいて「譜読み」は最初の大きな関門であり、これがうまくいかないことがピアノを続けられるかどうかの分かれ道となる。広島大学の調査論文によれば、鍵盤楽器を習うことで譜読みができるようになる傾向があるが、ピアノ教室に通う全員が楽譜を読めるわけではない。右手と左手の2段を同時に読む初見演奏は難易度が高く、多くの生徒が耳コピや手探りで苦労している。

かつては呉暁氏の『4才のリズムとソルフェージュ』のような教材を用い、30分のレッスンのうち15分をソルフェージュに充てる手法が効果的だった。しかし、現代の子どもたちは非常に忙しく、練習時間が確保できないケースが増えている。そのため、教え方を根本的に変える必要があり、すでにメロディが定着している童謡を活用してリズムを覚えるなどのアプローチが有効である。

また、譜読みには年齢による基準が設けられていた時代もあったが、現在は個々の練習量や熱量の差が大きく、一概には言えなくなっている。認知能力の観点から見ると、小学3年生で算数の「分数」を習う頃や、小学4年生で「折れ線グラフ」を習う頃に、譜読みの能力が大きく育つことが多い。そのため、低学年で譜読みができないことを過度に心配する必要はない。

譜読みが苦手な生徒に対し、楽譜に「ドレミ」を書くことは、音符の高さを見なくなるため長年NGとされてきた。しかし、モチベーションが上がらない状況を打破するため、山本氏は音符の玉の中にドレミを記載する手法を取り入れた教本『はじめてのピアチャレ』シリーズを考案した。これは、専門家を目指す層ではなく、カジュアルに音楽を楽しみたい層に向けたアプローチであり、かつての簡易楽譜や数字譜の考え方を参考にしている。

あわせて読みたい
次に読むなら
山本美芽 の他の記事
🇯🇵 日本ピアノインタビューOntomo6/11 20:01
ピアノレッスンに親は付き添うべき? 教本「ピアチャレ」 シリーズ著者、山本美芽さんに聞く
ピアノレッスンに親は付き添うべき? 教本「ピアチャレ」 シリーズ著者、山本美芽さんに聞く
ピアノ教本『はじめてのピアチャレ』著者で音楽ライターの山本美芽氏が、ピアノレッスンにおける保護者の付き添いや関わり方について解説。現代の共働き家庭の事情や、指導者と保護者の意識のギャップ、マナーの問題など、現場で起きている課題と解決のヒントを語る。
山本美芽多喜靖美
ピアノレッスンに親は付き添うべき? 教本「ピアチャレ」 シリーズ著者、山本美芽さんに聞く
山本美芽 の記事をすべて見る →
同じテーマの最近の記事
🇪🇸 スペインピアノニュースMundoclasico9/16 09:01
モニカ・カルデナス作曲、コール・アンダーソン演奏によるピアノ作品集『La Gris, The Gray』
La Gris, The Gray, pianoworks by Mónica Cárdenas, Cole Anderson, piano
モニカ・カルデナス作曲、コール・アンダーソン演奏によるピアノ作品集『La Gris, The Gray』に関する記事です。本文はログインを促す案内となっており、公演や作品の詳細な情報は記載されていません。
モニカ・カルデナスコール・アンダーソン
🇺🇸 アメリカ室内楽ニュースGoogle News EN ホール9/16 07:32
ルイジ・カロッチャとアーガス・カルテットがカーネギーホールで共演
Luigi Carroccia with the Argus Quartet - Carnegie Hall
ピアニストのルイジ・カロッチャとアーガス・カルテットがカーネギーホールで共演します。
🇯🇵 日本ピアノニュースGoogle News JP ピアニスト19/16 07:31
ピアニスト・辻井伸行さんの母・いつ子さんが千葉県館山市で講演を行う
世界的ピアニスト・辻井伸行さんの母いつ子さんが講演 千葉・館山 [千葉県] - 朝日新聞
ピアニスト・辻井伸行さんの母であるいつ子さんが、千葉県館山市で講演を行うことが朝日新聞により報じられました。
タグ
山本美芽呉暁多喜靖美根津栄子佐藤勝重はじめてのピアチャレ4才のリズムとソルフェージュ練習しないで上達する 導入期のピアノ指導かっこう
原文を読む → Ontomo
この記事をシェア
X でシェアFacebookLINE
← 記事一覧に戻る