German Musicologist Unearths Four Volumes of Unknown Works by Antonio Salieri
ドイツの音楽学者がアントニオ・サリエリの未知の作品集4巻を発見
ドイツの音楽メディア「BRクラシック」によると、18世紀のイタリアの作曲家アントニオ・サリエリを専門とするドイツの音楽学者ティモ・ヨウコ・ヘルマンが、同作曲家による未知の自筆譜4巻(計149作品)を発見しました。
これらの巻はサリエリの遺言書に言及されており、そこでは「お揃いの裏地が付いた4冊の小さな赤い革装の小冊子」と記述されていましたが、これまで発見されることはなく、紛失したものと見なされていました。遺言の中でサリエリは、感謝の印としてこれらをジョゼフ・フォン・ディートリヒシュタイン侯爵に贈るよう求めていました。
ヘルマンは、これらの巻について「まるで聖遺物のように」保管されており、「折れ目や水濡れの跡もなく、ほぼ完璧な状態で保存されている」と述べています。
最初の2巻には主にカノンや声楽フーガなどの習作が含まれており、数小節のものから4分近くに及ぶものまであります。これらの作品は親しい友人たちのために意図されたもので、集まりや郊外への外出の際に演奏されるためのものでした。
ヘルマンはこれらの作品を現代の出版物として編集する予定であり、サリエリは(ベートーヴェンのような同時代の作曲家とは対照的に)非常に几帳面な書き手であったため、この作業は比較的単純であると述べています。
「特に感動的な例として、サリエリが『1809年5月11日 午前7時』と明記したカノンがあります」とヘルマンは語りました。「歴史的な調査によると、これはナポレオン軍によるウィーンへの最も激しい砲撃が始まった時刻です。同日、サリエリは自身の『変ロ長調のミサ曲』の『ドナ・ノビス・パーチェム(我らに平和を与えたまえ)』も完成させていました。」
「これは嘆きのように読めるテキストです。戦争を仕掛けることで、人類は自分自身に何をしているのでしょうか?こうした瞬間は深く心を揺さぶります。これは血の通った人間、つまり私たちと同じように戦争や脅威、個人的な悲劇に苦しんだ人物によって書かれたものなのだと、突然はっきりと感じられるのです。」

