RAVEL, L’Heure espagnole – Saint-Jean-de-Luz
ラヴェルのオペラ『スペインの時』がサン=ジャン=ド=リュズのサン=ジャン=バティスト教会で上演

ラヴェル音楽祭は、サン=ジャン=ド=リュズのサン=ジャン=バティスト教会にて、モーリス・ラヴェルの『スペインの時』をコンサート形式で上演しました。同教会は、1660年6月9日にルイ14世が王女マリー・テレーズと結婚式を挙げた王室の聖域であり、聖人や天使たちが彫り込まれた金色の巨大な木彫りの祭壇画が天井までそびえ立っています。
この音楽的な艶笑劇が宗教施設で響くことには、ある種の刺激があります。しかし、コンサートという形式において、この場所の拡散的な音響は『スペインの時』のような作品には不向きでした。ラヴェルは、その悪魔的なまでの精密さ、多彩なオーケストラ、そして緻密な対話によって、すべての言葉を演劇的メカニズムの歯車として機能させています。ファゴット、チェレスタ、ハープ、打楽器などの音色の豊かさは、決して装飾的なものではなく、フラン=ノアンの詩の抑揚や含意に寄り添い、強調し、あるいは矛盾させる役割を担っています。それを評価するためには、聴き取ることが不可欠ですが、声がオーケストラの響きに飲み込まれると、言葉と音楽の間の繊細な駆け引きが損なわれてしまいます。
このような状況下では、出演した5人の歌手の印象を正確に判断することは困難です。発音の明瞭さは欠けていたものの、彼らの若さがこの喜劇の軽快さを際立たせていたことは特筆すべきでしょう。アンブロジーヌ・ブレは、強気な女性というよりは情熱的なコンセプシオンを、健全な発声と声の造形で表現しました。アングラン・ド・イスは、ゴンザルヴの難解な旋律を軽々と歌いこなし、もう一人のテノールであるトルケマダ役のパブロ・プラサと見事な対比を見せました。ヨシフ・スラヴォフの金属的なバリトンは、ラミーロという役柄のイメージとは異なり、力強さや素朴さよりも若々しさや頼りなさが目立ちました。最終的に最も印象的だったのはティボー・ド・ダマで、最も表現力豊かで明瞭、かつ劇的にも的確でした。オッフェンバック作品の経験が、この役に求められる喜劇的なセンスや身振りを養ったのでしょう。
約80名のボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団を率いたヴァレンティーナ・ペレッギは、活気に満ちた明晰な解釈を優先しました。教会の天井にオーケストラの細部が消えてしまう箇所もありましたが、指揮者は時計仕掛けのような精密さと演劇的な皮肉を両立させる透明感を維持しました。冒頭ではリムスキー=コルサコフの『スペイン奇想曲』が演奏され、リズムと対比を強調した演奏で、ラヴェル音楽祭第6回開催の雰囲気を盛り上げました。
