Excellence in the craft of teaching dance: Mr. and Mrs. Foley
カナダのダンス指導者ブライアン&フェイ・フォーリー夫妻、指導シラバス「ADAPT」の理念と指導法を語る

生徒が「ひらめき」を得て目を輝かせたり、苦労していたことを達成した際や全体の成長を実感した際に満面の笑みを浮かべる瞬間は、非常に特別なものです。しかし、それは偶然に起こるものではなく、熟練したダンス指導法が不可欠な要素となります。
優れたダンス指導法もまた自然に生まれるものではありません。綿密に考えられたシラバスに加え、指導者が構造化された専門能力開発、コミュニティ、説明責任に取り組むことが必要です。カナダのダンス界のリーダーであり、親しみを込めて「ミスター&ミセス・フォーリー」と呼ばれるブライアン・フォーリーとフェイ・フォーリー夫妻は、ADAPTシラバスおよび関連する取り組み(教師向けトレーニングスクールなど)を通じてこれを提供しています。
『Dance Informa』は、ADAPT(Associated Dance Arts for Professional Teachers)などについて詳しく知るため、温厚で思慮深いフォーリー氏に話を聞きました。フォーリー氏は、長年にわたり共に築き上げてきたすべての事柄において、妻が極めて重要な役割を果たしてきたことを強調し、「彼女なしでは今の形にはならなかったでしょう」と断言します。
【始まり:カナダのダンス界のリーダー、ミスター&ミセス・フォーリー】
若いアーティストとして、フォーリー夫妻はカナダのダンス界で着実に経験と評価を獲得しました。テレビや舞台の振付、ブロードウェイツアーの演出、多様な指導活動などを通じて培われた知識、視点、価値観が、やがてADAPTシラバスを形成することになります。
夫妻はカナダ西部でワークショップを開催しました。山間部で行われたワークショップの一つで、フォーリー氏は教師向けの夏季講習のアイデアを思いつきました。夫妻はその構想を実現させ、大勢の教師を集めました。次に、ジュニア、インターミディエイト、シニアの各レベルで提供される指導戦略を詳述したガイドラインを作成しました。
フォーリー氏によれば、これがADAPTの基礎となりました。当初は「ブライアン・フォーリー・シラバス」と呼ばれていましたが、彼自身に関することではないとし、自身の枠を超えて大きく成長することを望んでいたため、その名称には完全に納得していたわけではありませんでした。
その後、教師たちから、自分たちのスタジオに来て夫妻のアプローチに基づいた指導ワークショップを開催してほしいとの依頼が寄せられるようになりました。「教師たちはスタジオにより良い技術を取り入れることを非常に強く求めていたため、急速に広まりました」とフォーリー氏は振り返ります。
【現在:ADAPTと評価試験】
ADAPTの特徴について尋ねられたフォーリー氏は、特に2つの点を挙げました。1つは、週に1〜2回通うレクリエーション(趣味)のダンサーに対しても、「エリート」の競技ダンサーと同等の成長と学習を提供するよう設計されていることです。2つ目は、技術の指導を科学的に落とし込んでいる点です。
他のシラバスと同様に枠組みを提供し、残りの部分は教師が自身の判断で目の前の生徒に対応できるよう委ねられています。その枠組みは、世界中での長年の指導経験から培われた、さまざまな年齢層における「平均的な」ダンサーの能力に対するフォーリー夫妻の理解に基づいています。
フォーリー氏はまた、ADAPTの指針となる主要な価値観についても説明しています。「良質な投資のための良質な技術」と彼は表現します。保護者はダンス教育に多大な投資(金銭、時間、エネルギーなど)を行っているため、スタジオにはその見返りとして一流の指導を提供する義務があります。これはレクリエーション層と競技層のどちらの家庭にとっても同様です。
「優れた技術は、安全なダンスの実践とも結びついています」と彼は付け加え、それは怪我の予防や健康的な成長の問題でもあります。また、年齢に応じた適切な指導を行うことも健康と安全の問題であると指摘します。現在のADAPTには9つのレベルが組み込まれており、6歳からプレプロフェッショナルまでを対象に調整されています。
次に挙げる価値観は、「すべての子どもが個人の潜在能力を発揮し、自分自身のベストになれるよう奨励されるべきである」ということです。ADAPTは生徒が目標に向かって努力するために必要な意欲を促し、その目標達成に必要なことを認識させます。また、フィードバックを受けることは名誉であるという理解を深めさせます。フォーリー氏はこの真理を理解した生徒は、さらにフィードバックを求めるようになると実感しています。
最後に、ダンスのレッスンは人生の教訓でもあります。「普通の子供にとってダンスクラスの価値とは何でしょうか?」と彼は問いかけます。それは、他者の意見を聞いてフィードバックを実践する能力であり、協調性のあるチームプレイヤーになることです。コミュニティを意識したアプローチが、こうした人生の教訓の学習を支えます。生徒が将来どこに行き、何をしようとも、フィードバックを取り入れ、コミュニティの中でうまく機能する必要があります。フォーリー氏はまた、将来プロとして踊るかどうかにかかわらず、あらゆる生徒にとってダンス教育の重要な利点として、自己表現とコミュニティを挙げています。
これらの価値観は、生徒や保護者が成長の具体的な証拠を得る機会であるADAPTの評価試験(エバリュエーション)にも表れています。「私たちの評価では、生徒は自分自身とだけ競います」とフォーリー氏は断言します。「また、本番の不安に対処する練習をする安全な機会でもあります。」
これらの評価試験は、生徒の所属スタジオ内のクラスルーム環境で行われ、気心の知れた仲間たちと一緒に受講します。このアプローチにより、受験者にとってより身近で不安の少ない環境が作られるとフォーリー氏は説明します。各試験は2名の試験官が監督し、2つの異なる視点を提供します。
【教師向けトレーニングスクール:コミュニティ、説明責任、そしてその先へ】
フォーリー氏は世界的なフィギュアスケート選手への指導経験もあり、その経験から優れた指導の重要性をより深く認識するようになりました。また、(フォーリー氏曰く「ダンス教師の教師」として知られる)フェイ夫人も、スタジオや競技ダンスで求められる技術的難度が高まるのを目にし、教師たちには支援が必要であると考えていました。
