LFコンサート
LF CLASSICWorld Classical Music News
MENU
Portal
メニュー
Category
カテゴリ
Sources
情報ソース
🇬🇧 イギリスオペラGoogle News JP オペラ · 2026年8月20日 06:02 · レビュー· 約2分で読めます

英ロイヤル・オペラの「連隊の娘」「ラ・ボエーム」「清教徒」 - 毎日クラシックナビ

英ロイヤル・オペラで上演された「連隊の娘」「ラ・ボエーム」「清教徒」の公演レビュー

日本語要約
音楽評論家の加原俊氏が、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスで鑑賞した「連隊の娘」「ラ・ボエーム」「清教徒」の4公演について評した。各作品の指揮者、演出、歌手の歌唱や演技について、技術的側面や表現の質を詳細に分析している。
全文(日本語)

ロンドンに3日間滞在し、ロイヤル・オペラ・ハウスで4公演を鑑賞した。7月10日にイヴ・アベル指揮のドニゼッティ「連隊の娘」、11日ロレンツォ・パッセリーニ指揮の「ラ・ボエーム」を異なるキャストで2公演、12日リッカルド・フリッツァの指揮でベッリーニ「清教徒」である。いずれも紛れもない「一流の公演」だった。

「連隊の娘」は、アベルの指揮によるニュアンスに富んだ音楽と、ロラン・ペリーの演出が作品の美質を表現した。トニオ役のフアン・ディエゴ・フローレスは、第1幕のアリアでの9回のハイCや第2幕のロマンスなど、53歳にして驚異の歌唱を披露。マリー役のサラ・ブランクは、美声を操りながら深い情感を湛えた。シュルピス役のパオロ・ボルドーニャは演技巧者ぶりを発揮し、ベルケンフィールド侯爵夫人役のソニア・ガナッシは品格ある歌唱を見せた。

「ラ・ボエーム」はパッセリーニの指揮が冴え、細部まで表情豊かで活気に満ちた音楽を展開した。リチャード・ジョーンズの演出は、細部の工夫や鮮やかな場面転換が特徴的だった。マチネ公演では、ミミ役のフラチュヒ・バッセンツ、ロドルフォ役のステファン・ポップ、マルチェッロ役のジェルマン・アルカンタラ、コッリーネ役のジョルジ・マノシュヴィリ、ムゼッタ役のルース・イニエスタが出演。夜公演では、ミミ役のジュリアナ・グリゴリアン、ロドルフォ役のフレディ・デ・トマーゾ、マルチェッロ役のルカ・ミケレッティ、コッリーネ役のジャンルーカ・ブラット、ムゼッタ役のマリーナ・モンゾがそれぞれ出演した。

「清教徒」はフリッツァの指揮により、慣用版をほぼノーカットで演奏。リチャード・ジョーンズの演出は、エルヴィーラが心理的に圧迫される過程を強調した。エルヴィーラ役のリセット・オロペサは、技巧の先にある深い感情表現を見せた。アルトゥーロ役のフランチェスコ・デムーロは、高音の輝かしさとスムーズなパッサッジョを披露。ジョルジョ役のイルデブランド・ダルカンジェロは品位ある歌唱を、リッカルド役のアンジェイ・フィロンチクは難役を歌い上げた。

関連キーワード解説 (2)
ロラン・ペリー人物・団体Wikipedia ↗

ロラン・ペリー は、フランス出身のオペラおよび演劇の演出家。衣装やセットのデザインも手がけ、コミカルで風刺的ながら詩情に溢れ想像力豊かな作風が特徴である。特にフランスのオペラ、オペレッタの演出で名作を多く制作している。

フアン・ディエゴ・フローレス人物・団体Wikipedia ↗

ファン・ディエゴ・フローレス は、ペルー出身のテノール歌手。超高音を得意とし、ロッシーニをはじめとするいわゆる「ベルカントオペラ」と称され領域において現代最高のテノールともいわれる。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
タグ
イヴ・アベルロレンツォ・パッセリーニリッカルド・フリッツァロラン・ペリーフアン・ディエゴ・フローレスサラ・ブランクパオロ・ボルドーニャソニア・ガナッシリチャード・ジョーンズフラチュヒ・バッセンツステファン・ポップジェルマン・アルカンタラジョルジ・マノシュヴィリルース・イニエスタジュリアナ・グリゴリアンフレディ・デ・トマーゾルカ・ミケレッティジャンルーカ・ブラットマリーナ・モンゾリセット・オロペサフランチェスコ・デムーロイルデブランド・ダルカンジェロアンジェイ・フィロンチクロイヤル・オペラ・ハウス連隊の娘ラ・ボエーム清教徒イタリアのトルコ人トスカドン・ジョヴァンニ
原文を読む → Google News JP オペラ
この記事をシェア
X でシェアFacebookLINE
関連記事
🇬🇧 イギリスオペラニュースOperaWire8/20 04:00
ロイヤル・バレエ&オペラが夜間イベント「After Hours」の開催を発表
Royal Ballet & Opera Announces ‘After Hours’
ロイヤル・バレエ&オペラは、2026年8月21日にロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスにて夜間イベント「After Hours」を開催する。来場者は館内を探索できるほか、トーク、実演、舞台裏ツアー、サイレント・ディスコなどを通じて、バレエやオペラとポップカルチャーの関わりを体験できる。
オリヴィア・カウリーウィリアム・スポールディングロイヤル・オペラ・ハウス
🇬🇧 イギリスオペラニュースGoogle News EN オペラハウス8/19 20:32
ロイヤル・オペラ・ハウスが夜間限定の特別ツアー「ロイヤル・オペラ・ハウス・アフター・アワーズ」を開催
The Royal Opera House is launching exclusive new night tours - Time Out Worldwide
ロイヤル・オペラ・ハウスは8月21日、閉館後の夜間に一般公開する特別イベントを開催する。午後5時30分から11時30分まで、バレエやオペラの舞台裏を巡るツアーやデモンストレーション、ワークショップが行われる。チケットは60ポンドで、ウェルカムドリンクやサイレント・ディスコへの参加が含まれる。
ウズマ・ハミードエスター・ビアラスロイヤル・オペラ・ハウス
🇮🇹 イタリア声楽レビューOperaWire8/19 13:30
ロッシーニ・オペラ・フェスティバル2026でバリトンのマッテオ・マンチーニとジュゼッペ・トイアがリサイタルを開催
Rossini Opera Festival 2026 Review: Matteo Mancini & Giuseppe Toia in Recital
ロッシーニ・オペラ・フェスティバルの一環として、バリトンのマッテオ・マンチーニとジュゼッペ・トイアによるリサイタルが開催された。ピアノ伴奏はミケーレ・デリアが務めた。二人はロッシーニのオペラ作品から様々なキャラクターのアリアや二重唱を披露し、それぞれの個性を発揮した。デリアは伴奏者としてだけでなく、ソロ演奏でも高い技術と音楽性を示した。公演は熱狂的な拍手で迎えられ、アンコールも演奏された。
マッテオ・マンチーニジュゼッペ・トイア
ロッシーニ・オペラ・フェスティバル2026でバリトンのマッテオ・マンチーニとジュゼッペ・トイアがリサイタルを開催
← 記事一覧に戻る