LFコンサート
LF CLASSICWorld Classical Music News
MENU
Portal
メニュー
Category
カテゴリ
Sources
情報ソース
🇯🇵 日本現代音楽ぶらあぼ · 2026年7月24日 17:32 · インタビュー· 約2分で読めます

パーカッション最前線! 小森邦彦と若手奏者たちが挑む、驚異のアンサンブル

パーカッション最前線! 小森邦彦と若手奏者たちが挑む、驚異のアンサンブル

日本語要約
ソロ・マリンバ奏者の小森邦彦が、若手打楽器奏者らと共に現代打楽器作品を披露する公演「Time for Percussion 2026」を2026年9月15日にサントリーホール ブルーローズで開催する。マリンバ独奏から打楽器八重奏+ピアノまで、現代音楽の可能性を示す5作品を上演する。
全文(日本語)

ソロ・マリンバ奏者として国際的に活動する小森邦彦が、次代を担う若手打楽器奏者たちとともに、さまざまな編成の打楽器作品を集めた公演「Time for Percussion 2026」を2026年9月15日に開催する。掲げるテーマは「パーカッシブ・アーツのテッペンを一晩で」。マリンバ独奏から打楽器八重奏+ピアノによる作品まで、現代の打楽器音楽の広がりと高度な演奏技術を示す5作品が上演される。

小森はインタビューに対し、今回の選曲について、作曲家や委嘱初演に携わった演奏家たちとの直接の交流を踏まえ、楽譜の音符を身体的に実現するだけでなく、その奥にある大切なものまで示したいと語った。また、パーカッション音楽の発展を支えてきた技術の進歩と、それによる好循環を一つの公演に集約することを目指したという。

公演では、ジェームス・ウッドの作品のために演奏家自身が製作した微分音シロフォンを使用するなど、実現すること自体の難しさも特筆される。小森は、打楽器の音の減衰の速さやアタックのずれが露わになる厳しさに触れつつ、現代音楽における感覚の共有を重視している。

また、坂田直樹の「寄木の大樹」については、芥川作曲賞の演奏会で感銘を受けて依頼した経緯を明かした。コロナ禍による中止を経て、作品と向き合う時間を長く持てたことが功を奏したという。小森はリズムを生命力の象徴と捉え、複雑なリズムの習得や統合の過程で生まれる感情や景色を聴衆と共有したいと述べている。

公演には若手奏者も参加し、技術や経験の継承も目的の一つとなっている。小森は、見慣れない楽器や演奏姿、純粋な音の響きなど、多角的な楽しみ方ができるステージになると語った。

【Information】

Time for Percussion 2026

日時:2026年9月15日(火)19:00

会場:サントリーホール ブルーローズ(小)

曲目:

・坂田直樹:「寄木の大樹」マリンバソロための(2023/2025)

・フィリップ・マヌリ:「Le Livre Des Claviers」より 第二楽章 マリンバデュオ(1988)

・ジェームス・ウッド:「Village Burial with Fire」 打楽器四重奏のための(1989)

・アンディ・アキホ:「Pillar III」 打楽器四重奏のための(2020)

・アレハンドロ・ヴィニャオ:「Patterns & Form」 打楽器八重奏とピアノのための(2024)[共同委嘱アジア初演]

出演:小森邦彦、渡邉倖大、森次侑音、岩間美奈、井口有彩、稲垣佑馬、北条拓夢、狩集歩華、中西桃萌、狩野将輝、笛吹章生

あわせて読みたい
次に読むなら
小森邦彦 の他の記事
🇯🇵 日本ピアノニュースGoogle News JP ホール18/18 14:02
音楽雑誌『音楽芸術』の付録楽譜を辿るピアノ独奏会「ピアノ・ポートフォリオ」がミューザ川崎で開催
音楽雑誌『音楽芸術』の付録楽譜が甦る。小倉朗、八村義夫、水野修孝、西村郎、中川俊郎など12人の作品を辿るピアノ独奏会「ピアノ・ポートフォリオ」、2026年8月18日(火)ミューザ川崎にて開催 - ドリームニュース
音楽雑誌『音楽芸術』の付録楽譜に焦点を当てたコンサートシリーズの第1回「ピアノ・ポートフォリオ」が、2026年8月18日にミューザ川崎で開催される。小倉朗、八村義夫、西村朗ら12人の作曲家によるピアノ作品が、井口みな美、中西桃萌、山城柚季、山本香紫の4名のピアニストによって演奏される。企画・構成は作曲家の城谷伶が担当。
小倉朗中田喜直ミューザ川崎
小森邦彦 の記事をすべて見る →
同じテーマの最近の記事
🇩🇪 ドイツオペラニュースConcerti.de9/2 16:01
ベルリンのクラシック音楽シーン:主要歌劇場とオーケストラの最新シーズン展望
Zweihundert Prozent geben
ベルリンの3つの歌劇場と主要オーケストラによる最新シーズンの動向。ドイツ・オペラはアヴィエル・カーン新体制で現代音楽に注力。国立歌劇場はシュポンティーニやワーグナー作品を上演。コーミッシェ・オーパーはライマンの『リア』などを予定。また、ピエール・ブーレーズ・ザールの10周年記念や、ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団の新フェスティバル、ベルリン・フィルやドイツ交響楽団による宗教曲のプログラムなどが紹介されている。
クリスティアン・ティーレマンキリル・ペトレンコドイツ・オペラ
ベルリンのクラシック音楽シーン:主要歌劇場とオーケストラの最新シーズン展望
🇩🇪 ドイツオーケストラレビューConcerti.de9/4 08:31
エレーナ・デニソヴァとグスタフ・マーラー・アンサンブルによるストラヴィンスキー、フンメル、ツェムリンスキー作品の演奏レビュー
Vorwiegend romantisch
エレーナ・デニソヴァ(Vn)とアレクセイ・コルニエンコ指揮グスタフ・マーラー・アンサンブルによる演奏のレビュー。ストラヴィンスキーの『プルチネルラ』組曲は重厚な解釈となった一方、フンメルのヴァイオリン協奏曲『マックス・レーガーを追悼して』や、フンメル編曲によるツェムリンスキーのセレナードでは、デニソヴァの表現力や作品の深みが評価されている。
ストラヴィンスキーエレーナ・デニソヴァ
🇫🇮 フィンランド現代音楽レビューConcerti.de9/4 08:01
カイヤ・サーリアホの作品集アルバム『Saarikoski Songs, Vista & Three Preludes』がリリース
Betörende Klangfarben
2023年に逝去したフィンランドの作曲家カイヤ・サーリアホの作品集がリリースされた。アヌ・コムシ、サカリ・オラモ指揮BBC交響楽団らによる演奏で、『Saarikoski Songs』、『Three Preludes』、『Vista』が収録されている。サーリアホの音楽の官能的な力と先見性を伝えるアルバムである。
カイヤ・サーリアホペンッティ・サーリコスキ
タグ
小森邦彦渡邉倖大森次侑音岩間美奈井口有彩稲垣佑馬北条拓夢狩集歩華中西桃萌狩野将輝笛吹章生アレハンドロ・ヴィニャオジェームス・ウッド坂田直樹フィリップ・マヌリアンディ・アキホサントリーホール ブルーローズ寄木の大樹Le Livre Des ClaviersVillage Burial with FirePillar III
原文を読む → ぶらあぼ
この記事をシェア
X でシェアFacebookLINE
← 記事一覧に戻る