Yale School of Music Announces Redesigned Artist Diploma Program
イェール大学音楽学部がアーティスト・ディプロマ(AD)プログラムの改編を発表し、弦楽四重奏専用コースなどを新設へ
イェール大学音楽学部(YSM)は、ソロ演奏者向けプログラムの拡充と弦楽四重奏のための新たな専用トラックの導入を伴う、新しいアーティスト・ディプロマ(AD)プログラムの立ち上げを発表しました。
新プログラムの主な特徴の一つは、各AD学生に履修科目の選定を指導し進捗を監督する3名のアドバイザリー・コミッティ(助言委員会)が割り当てられる点です。
さらにアドバイザリー・コミッティは、2年間にわたるAD課程を通じて各候補生がプロフェッショナルなポートフォリオを作成することを支援します。このポートフォリオは、アーティスト・ステートメント、ビジネスプラン、プロ水準の録音資料、公演の実績および専門的なコミュニケーションの証拠などで構成され、この幅広い計画により学生がキャリアを開始するための強固な基盤が提供されます。
このプログラムに参加する弦楽四重奏団は、YSMのクァルテット・イン・レジデンスであるブレンターノ弦楽四重奏団から指導を受け、音楽教育法の実践的経験を提供する室内楽コーチング実習に登録します。
弦楽四重奏トラックは、これまでテラ弦楽四重奏団、カリスト・クァルテット、オメル・クァルテットなどが務めてきたYSM既存の弦楽四重奏フェローシップを補完するものです。
新しいアーティスト・ディプロマは、2027/28学年度の開始とともにスタートします。
ヘンリー&ルーシー・モーゼス音楽学部長のホセ・ガルシア=レオンは次のように述べています。「何世代にもわたり、イェール大学音楽学部はその時代で最も優れた演奏者たちを育成してきており、アーティスト・ディプロマはその取り組みの中心にありました。しかし、メジャーなキャリアへの道筋は変化しました。ADを再構築するにあたり、私たちは真に卓越した若い音楽家が世界の舞台に立つまでの2年間に何を必要としているかを問い直しました。その答えが、各学生に合わせて構築されたプログラムです。献身的なアドバイザリー・コミッティ、2年間を通じて共に成長するセミナー、そして演奏技術だけでなくどのようなアーティストを目指すのかを示すポートフォリオです」
打楽器教員でADプログラム共同ディレクターのロバート・ヴァン・サイスは次のように述べています。「若きソリストたちが、ステージや教室の外で知っておくべきでありながら扱われてこなかった事柄がありました。私が40年前に自身のソロキャリアを始めたとき、そのキャリアパスのビジネス面について全くの無知でした。初期の頃にビジネスに疎かったせいで手痛い経験を何度かしたため、YSMの素晴らしい若い音楽家たちが同じように苦労して学ばずに済むようにしたいと考えました」
フルート教員でADプログラム共同ディレクターのタラ・オコーナーは次のように述べています。「新しいアーティスト・ディプロマ・プログラムは、卓越した音楽家が国際的なキャリアを築くためには、練習室で過ごす時間以上のものが必要であると認識しています。すべてのアーティストは、それぞれ異なる強み、野心、そして疑問を持って入学してくるのです」