Violinist Koshiro Takeuchi Wins the 2026 Concours Musical International de Montréal
ヴァイオリニストの竹内鴻史郎が2026年モントリオール国際音楽コンクールで優勝
第24回モントリオール国際音楽コンクールが閉幕し、21歳の日本人ヴァイオリニスト、竹内鴻史郎が第1位を獲得した。
優勝者である竹内は、モントリオール市との提携による賞金3万ドルと、アズリエリ財団との提携によるジョセフ・ルロー・キャリア開発助成金4万ドルを獲得する。また、1728〜30年製のジュゼッペ・グァルネリ・デル・ジェス「元クリストファー・ウォーレン=グリーン」の3年間の貸与に加え、専門的なキャリア開発の機会、演奏の機会、レジデンスの提供を受ける。
第2位には日本の渡辺紗蘭が選ばれ賞金1万5000ドルが授与され、第3位には米国のローレル・ガニョンが選ばれ賞金1万ドルが授与された。両者には1万ドルのキャリア開発助成金も贈られる。すべての入賞者は、Agence Station Bleueによる個別の芸術コンサルティングを受ける。
3名のヴァイオリニストは、モントリオールのメゾン・サンフォニックにて、サシャ・ゲッツェル指揮モントリオール交響楽団(OSM)と共演し、各自が選んだ協奏曲を演奏した。コンクールの全ラウンドの模様は「The Violin Channel」で視聴可能である。
残る2名のファイナリスト、バデ・ダスタンとアオジェ・チャンには、それぞれ3000カナダドルが授与される。
今年の審査員はルーシー・ロバートが委員長を務め、ペク・ジュヨン、グレン・ディクテロウ、シミン・ガナトラ、堀米ゆず子、レジス・パスキエ、バリー・シフマン、パヴェル・ヴェルニコフが名を連ねた。
東京生まれの竹内は5歳でヴァイオリンを始めた。東京音楽大学付属高等学校を卒業後、現在はマンハッタン音楽院および東京音楽大学アーティスト・ディプロマ・コースに全額奨学生として在籍し、原田幸一郎、ルーシー・ロバート、神尾真由子の各氏に師事している。
2025年4月、竹内は第1回イオン・ヴォイク国際ヴァイオリン・コンクールで優勝。また、ロン=ティボー国際音楽コンクールおよび第57回パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールでも入賞している。
2023年にはサントリーホールにて、山田和樹指揮のもと今井信子80歳記念コンサートに出演。2024年には尾高忠明指揮の東京フィルハーモニー交響楽団との共演でデビューを果たしたほか、ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団、ギャルド・レピュブリケーヌ管弦楽団、東京交響楽団などとも共演している。