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🇯🇵 日本クラシック全般レコ芸ONLINE · 2026年7月3日 16:01 · レビュー· 約1分で読めます

新世代の本格派ギタリスト山下愛陽 「夜の静寂」の世界に誘なうコンセプト・アルバム

新世代の本格派ギタリスト山下愛陽 「夜の静寂」の世界に誘なうコンセプト・アルバム

日本語要約
1997年長崎生まれのクラシック・ギタリスト、山下愛陽のnote oneデビュー盤『夜想の旅』がリリースされた。16世紀から20世紀までの「夜の静寂」をテーマにした作品を収録し、ダウランドからブリテン、マルタンまでを網羅したコンセプト・アルバムとなっている。
全文(日本語)

ディスク情報:『夜想の旅』

収録曲:ダウランド《涙のパヴァーヌ》、ソル《奇想曲〈静けさ〉》、レゴンディ《夢の夜想曲》、ルドネフ《古い菩提樹》、バリオス《すべての祈り》、マルタン《4つの小品》、ブリテン《ダウランド〈来たれ、深き眠りよ〉によるリフレクション》、ハウグ《暁》

演奏:山下愛陽(ギター)

録音:2025年12月

レーベル:note one(NO26006)

1997年長崎生まれの山下愛陽は、ドイツで研鑽を積み、ベルリンを拠点に国際的に活動するクラシック・ギタリストである。父はギタリストの山下和仁、母は作曲家の藤家溪子。幼少期より「山下和仁ファミリークインテット」や父とのデュオで公演を重ね、13歳でイタリアのトリノにてソロ・デビューを果たした。

本盤は、カルロ・ドメニコーニの作品集に続くソロ作であり、16世紀から20世紀まで「夜の静寂」を題材とした作品を集めたコンセプト・アルバムである。旅路はジョン・ダウランドの《涙のパヴァーヌ》で始まり、フェルナンド・ソルの《奇想曲 静けさ》、ジュリオ・レゴンディの《夢の夜想曲》へと続く。現代作品ではセルゲイ・ルドネフの《古い菩提樹》、アグスティン・バリオスの《すべての祈り》、フランク・マルタンの《ギターのための4つの小品》が収録されている。アルバム後半にはベンジャミン・ブリテンの《ダウランドによるノクターナル「来たれ、深き眠りよ」によるリフレクション》が配置され、最後はハンス・ハウグの《暁》で締めくくられる。

関連キーワード解説 (5)
山下和仁人物・団体Wikipedia ↗

山下 和仁 は、日本のクラシック・ギタリストである。妻は藤家渓子。

藤家溪子人物・団体Wikipedia ↗

藤家 渓子 は、京都府京都市出身の現代音楽作曲家。

ダウランド人物・団体Wikipedia ↗

ジョン・ダウランド は、イングランドのエリザベス朝後期およびそれに続く時代に活動した作曲家・リュート奏者。デンマーク王クリスチャン4世の宮廷リュート奏者や、イングランド王ジェームズ1世およびチャールズ1世の宮廷リュート奏者を務めた。エリザベス朝前後に流行したメランコリア(憂鬱)の芸術の巨匠とされ、特に代表作であるリュート歌曲『流れよ、わが涙』(1600年)とその器楽曲版『涙のパヴァーヌ』は当時の欧州で群を抜いて最も高名な楽曲として、東欧を除く全ヨーロッパで広く演奏された。20世紀の音楽学研究者・リュート奏者ダイアナ・ポールトンらによる古楽復興運動以来再び注目を浴び、クラシック・ギターへの編曲も多く作られた他、2006年にはイギリスを代表するロック歌手スティングによってカバーアルバムが作られた。

フェルナンド・ソル人物・団体Wikipedia ↗

フェルナンド・ソル(スペイン語:Fernando Sor, カタルーニャ語:Ferran Sor i Muntadesファラン・ソル・イ・ムンタデース, 1778年2月13日? - 1839年7月10日)は、スペイン・バルセロナ生まれの作曲家・ギター奏者。スペインでは「ギターのベートーヴェン」とも呼ばれる。ソルは、ギターの音楽レベルを可能な限り高め、ギターを世に広める努力をしたギターの第1期黄金期に活躍した一人である。また、過去200年において、コンサート楽器としてのギターのための曲を最も書いた作曲家の一人である。

アグスティン・バリオス人物・団体Wikipedia ↗

アグスティン・ピオ・バリオス は、パラグアイのギタリスト・作曲家・詩人である。アグスティン・バリオス=マンゴレ とも呼ばれる。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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