Conductor Herbert Blomstedt has Died, Aged 99
指揮者のヘルベルト・ブロムシュテットが99歳で死去
1927年にスウェーデン人の両親のもとマサチューセッツ州スプリングフィールドで生まれたヘルベルト・ブロムシュテットは、ストックホルムとウプサラでヴァイオリンと音楽学を学んだ後、アメリカとヨーロッパで指揮の研鑽を積みました。彼を育てた師にはイーゴリ・マルケヴィチやレナード・バーンスタインが含まれ、バーンスタインとはタングルウッドで共に活動しました。
彼は1954年にストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団で指揮者デビューを果たしました。1975年にはシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者に就任し、同団とは長年にわたる関係を築くことになります。
1977年から1982年まではスウェーデン放送交響楽団の首席指揮者を務め、1985年にはサンフランシスコ交響楽団の音楽監督に就任し、続く10年間にわたりその地位にありました。
そのキャリアを通じて、彼はNDR交響楽団やオスロ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者、ならびにゲヴァントハウス管弦楽団の音楽監督も務めました。
サンフランシスコ、ライプツィヒ、コペンハーゲン、ストックホルム、ドレスデンのかつて率いたオーケストラに加え、バンベルク交響楽団やNHK交響楽団は、彼に名誉指揮者の称号を授与しました。2019年からはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の名誉団員の称号を保持していました。
彼は複数の名誉博士号を保持し、スウェーデン王立音楽アカデミーの会員に選出され、ドイツ連邦功労十字章を受章しました。2016年4月には、芸術家としての生涯の業績に対し、デンマークの権威あるレオニー・ソニング音楽賞を受賞しました。
2026年(※原文ママ)には、芸術における最も権威ある国際的な栄誉の1つである日本の高松宮殿下記念世界文化賞によって、音楽への多大な貢献が認められました。
ブロムシュテットは、ベートーヴェンやブルックナーからグリーグ、ニールセンに至るまで、オーストリア=ドイツ系やスカンジナビアのレパートリーの解釈で特に知られていました。
40年近くにわたりブロムシュテットのマネージャーを務めたローター・シャッケは次のように述べています。「ヘルベルト・ブロムシュテットを失ったことは、私と同僚たちを深い悲しみで満たしています。彼とのあらゆる出会いは天からの贈り物であり、その親切さ、知識、知恵、そして穏やかなユーモアは、知性面でも感情面でも私たちを豊かにしてくれました。目撃する幸運に恵まれた数多くの素晴らしいコンサートだけでなく、2人で古書店巡りをしたことにも懐かしい思い出があります。大切にしていた本に向けられた彼の思いやりと愛情は、彼が生涯においてあらゆる物事やあらゆる人々に接した際の、真のリスペクト、親切さ、配慮という、より広い資質の一部だったのです」