Kritik Berliner Philharmoniker in Salzburg: Kirill Petrenko, Klangtüftler und Weltumarmer - BR Klassik
キリル・ペトレンコ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によるザルツブルク音楽祭での公演評
ザルツブルク音楽祭の終盤、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が恒例の2公演を行った。ウィーンの楽団の牙城であるこの地で、ベルリン・フィルは実力を示した。首席指揮者キリル・ペトレンコは、後期ロマン派の豊かな響きで聴衆を魅了した。レイフ・オヴェ・アンスネスはベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を詩的かつ明晰に演奏した。
ペトレンコは「音の探求者」であり「世界を抱擁する者」である。その身振りには精密さと解放という二つのモードがある。前腕の弾むような動きでパルスを刻み、手のひらで楽器群を抑え、人差し指で強調する。彼は音の演出家であり、同時に情熱的な指揮者でもある。
ザルツブルク祝祭大劇場での初日、ペトレンコはエルガーの「エニグマ変奏曲」とチャイコフスキーの交響曲第4番を取り上げた。エルガーでは、ベルリン・フィルの暗く個性的な響きが際立った。特にヴィオラ群のベルベットのような音色と、チェロや低音弦楽器との融合は身体的な体験であった。第13変奏「ロマンツァ」でのティンパニとクラリネットの対話は、作品の静かな頂点となった。
チャイコフスキーの第4番では、ペトレンコは感情を抑制せず、緊迫したテンポで運命の打撃を描き出した。第3楽章のピッツィカートは極めて立体的で、終楽章は聴衆を圧倒した。
2日目のベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番では、負傷したダニール・トリフォノフの代役としてレイフ・オヴェ・アンスネスが出演した。彼の演奏は明晰で詩的であった。ペトレンコはソリストに寄り添ったが、指揮者が選んだ大規模な弦楽器編成に対し、木管楽器の音量が小さく、対話のバランスに欠ける場面があった。
8月21日には、ベルリン・フィルとペトレンコはベルリン・フィルハーモニーで2026/2027シーズンを開幕し、同じくエルガーとチャイコフスキーを演奏した。
また、スクリャービンの交響曲第3番も演奏された。ペトレンコは、複雑な響きを持つこの作品の主要なモチーフと大きな流れを丁寧に描き出し、方向性を示した。