Exceptional Student Performances of Britten’s Rape of Lucretia from The Royal Academy of Music
英国王立音楽院の学生によるブリテン『ルクレティアの凌辱』の卓越した公演

日本語要約
英国王立音楽院(RAM)の学生によるブリテンの室内オペラ『ルクレティアの凌辱』公演のレビュー。本作は、その衝撃的な題材と現代にも通じる不穏な真実を突きつける作品であり、ブリテンの巧みなスコアリングにより、わずか8人の歌手と13人の器楽奏者で高い緊張感を生み出している。ロナルド・ダンカンによる台本の難解さは指摘されるものの、学生たちのパフォーマンスは非常に印象的であった。演出面では、古代ローマの衣装と現代的なレザージャケットを対比させることで、女性への暴力という歴史的な普遍性を浮き彫りにしている。
全文(日本語)
「心から楽しめる作品とは言い難い」――スージー・セインズベリー・シアターで行われた、英国王立音楽院の学生によるブリテン初の室内オペラ公演の休憩中、そんな言葉が耳に入ってきた。確かに『ルクレティアの凌辱』は、ブリテンが現代の不快な真実を恐れることなく直視させた、心をかき乱されるような体験である。この作品の悲惨な主題はさておき、1946年のグラインドボーン音楽祭での初演時には十分に評価されなかったものの、音楽の生々しい感情的誠実さ、見事に構成された楽曲、そして8人の歌手と13人の器楽奏者のために書かれた巧みなスコアリングにより、非常に効果的な舞台作品となっている。その結果、学生や巡回公演に理想的な、極めて濃密な作品が生まれた。本作の完全な成功を阻む唯一の問題点は、ロナルド・ダンカンのぎこちない台本と、ローマの美徳がエトルリアの欲望によって汚されるという古典神話の上に、キリスト教的な「苦難を通じた贖罪」という道徳観を重ね合わせた点にある。
女性への暴力が歴史と同じくらい古いものであることは、ミシェル・ブラッドベリーによる衣装に暗示されている。女性たちは古代ローマを思わせるローブを纏い、男性たちはヘルズ・エンジェルスを彷彿とさせるレザーを着用している。対照的に、それ以上に識別可能な……
原文(抜粋)
“It’s not exactly a work you enjoy” were words I overheard during the interval of this hugely impressive production of Britten’s first chamber opera given by Royal Academy of Music students at the Susie Sainsbury Theatre. Certainly, The Rape of Lucretia is an unsettling experience in which Britten is unafraid to confront its all too contemporary and uncomfortable truths. Regardless of the work’s harrowing subject matter, it is a highly effective stage work (if one not fully appreciated at its 1946 Glyndebourne premiere), not least for the music’s raw emotional honesty, its brilliantly conceived set pieces and the skill with which Britten obligingly scores for just 8 singers and 13 instrumentalists, thereby creating a work of considerable intensity, and one ideal for student or touring pr…
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