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🇫🇷 フランス古楽Forum Opéra · 2026年5月6日 14:31 · レビュー· 約1分で読めます

Notre disque du mois : Bomba flamenca

今月の推薦盤:Bomba flamenca

日本語要約
シモン=ピエール・ベスティオン率いるアンサンブル「ラ・タンペート」による最新アルバム『Bomba flamenca』が、今月の推薦盤に選出された。本作は、神聖ローマ皇帝カール5世が生前に執り行ったとされる葬儀の伝説に着想を得た「レクイエム」を再構築した意欲作である。フランコ=フラマン様式のポリフォニー、スペインの伝統、アラブ・アンダルシア音楽の要素を融合させ、かつての「コンヴィベンシア(共生)」の記憶を呼び起こす。ジャヌカン、フレシャ、モラレス、ゴンベール、カベソンらの作品にモサラベやセファルディの聖歌を織り交ぜ、空間演出を駆使した没入型の音響体験を創出している。
全文(日本語)

『Bomba flamenca』において、シモン=ピエール・ベスティオンと器楽・合唱アンサンブル「ラ・タンペート」は、神聖ローマ皇帝カール5世の生前葬という伝説に着想を得たレクイエムを構想し、彼らの卓越した音楽的再創造の歩みを続けている。単なる再現を超え、本作は真の音の儀式となっている。そこでは、フランコ=フラマン様式のポリフォニー、スペインの伝統、そしてアラブ・アンダルシアの影響が、「コンヴィベンシア(共生)」の永続的な記憶の中で混ざり合っている。

素晴らしいソリストたち(シャルル・シーゲルによる詳細なレビューを参照)によって支えられたこの没入型のフレスコ画は、プログラム全体で空間と音を流動的なドラマツルギーとして構成している。行列、奏者の移動、空間化の効果が、音楽的かつ人間的な体験に寄与している。ジャヌカン、フレシャ、モラレス、ゴンベール、カベソンといった作曲家の作品が、モサラベやセファルディの聖歌と並び、驚くべき表現の統一感を見せている。Alpha Classicsからリリースされたばかりのこの『Bomba flamenca』が、我々の今月の推薦盤である。

記事「今月の推薦盤:Bomba flamenca」は、『Forum Opéra』に最初に掲載されました。

原文(抜粋)
Avec Bomba Flamenca , Simon-Pierre Bestion et l’ensemble instrumental et choral La Tempête poursuivent leur remarquable travail de recréation musicale en imaginant un requiem pour Charles Quint, inspiré de la légende de ses propres funérailles anticipées. Bien plus qu’une simple reconstitution, il s’agit là d’un véritable rituel sonore, où se mêlent polyphonies franco-flamandes, traditions hispaniques et influences arabo-andalouses, dans le souvenir persistant de la Convivencia. Fresque immersive servie par des solistes admirables ( cf. le compte rendu détaillé de Charles Sigel ), le programme ainsi créé organise l’espace et le son en une dramaturgie mouvante : processions, déplacements des musiciens, effets de spatialisation contribuent à l’expérience musicale et humaine. Janeq…
▼関連キーワード解説 (3)
クレマン・ジャヌカン人物・団体Wikipedia ↗

クレマン・ジャヌカン は、フランス・ルネサンス音楽の作曲家。

ニコラ・ゴンベール人物・団体Wikipedia ↗

ニコラ・ゴンベール(Nicolas Gombert, 1495年頃〜1560年頃)はルネサンス時代のフランドル楽派の作曲家。ジョスカン・デ・プレとパレストリーナの間の世代では最も有名かつ最も影響力のあった作曲家で、存分に展開される複雑なポリフォニー様式は、音楽史における過渡期の最良の典型となっている。

アントニオ・デ・カベソン人物・団体Wikipedia ↗

アントニオ・デ・カベソン は、スペインのルネサンス音楽の作曲家・オルガニスト。幼児期に失明した。オルガンのためのティエントで有名。多くの作品が出版譜のかたちで現存する。カベソンの作品は、現存する初期のオルガン作品の一つである。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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