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🇯🇵 日本室内楽クラシックナビ · 2026年10月6日 13:02 · レビュー· 約2分で読めます

ルノー・カプソン(ヴァイオリン)&ギヨーム・ベロン(ピアノ) ブラームス「ヴァイオリン・ソナタ」全曲

ルノー・カプソンとギヨーム・ベロンがTOPPANホールでブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲を演奏

日本語要約
ヴァイオリニストのルノー・カプソンとピアニストのギヨーム・ベロンが、TOPPANホールでブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会を開催した。アイザック・スターンの愛器だった1737年製グァルネリ・デル・ジェスを用いたカプソンの円熟の美音と、亡きニコラ・アンゲリッシュに師事したベロンの雄弁なピアノによる共演の様子がレポートされている。
全文(日本語)

今年50歳を迎えたフランスのヴァイオリニスト、ルノー・カプソンが、若手ピアニストのギヨーム・ベロンとともにTOPPANホールでブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会を開催した。カプソンと同ホールは、2005年の日本初リサイタル以来20年以上の関係がある。

フランコ・ベルギー派の流れをくむカプソンは、ドイツ風の堅牢な構築性とは異なる滑らかで芳醇な音世界を築いた。共演者のベロンは、パリ国立高等音楽院でピアノとヴァイオリンの両方を学び、同院でカプソンの盟友であった故ニコラ・アンゲリッシュに師事してピアノの道へ進んだ経歴を持つ。

ソナタ第1番「雨の歌」では、冒頭楽章から遅いテンポで歌い込み、濃厚な色艶と高い重音の熱量、深い呼吸で円熟を見せた。両方の楽器を学んだベロンによる雄弁で巧みなピアノが連携を演出した。ソナタ第2番では、かつて巨匠アイザック・スターンの愛器だった1737年製グァルネリ・デル・ジェスから妖艶な中低音の響きを繰り出し、第2楽章では水もしたたるような美音を聴かせた。カプソンは体を前傾させ左足を跳ね上げるなど高まりを見せた。休憩後のソナタ第3番では、第1楽章の流線型のフォルムから第2楽章の歌を経て、急速な第3楽章と終楽章がアタッカで進められ、豊麗なエネルギーを発散した。

【公演データ】

ルノー・カプソン(ヴァイオリン)&ギヨーム・ベロン(ピアノ) ブラームス「ヴァイオリン・ソナタ」全曲

日程:10月5日(月)19:00

会場:TOPPANホール

出演:ルノー・カプソン(ヴァイオリン)、ギヨーム・ベロン(ピアノ)

プログラム:

・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78「雨の歌」

・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.100

・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108

アンコール:

・エルガー:愛の挨拶 Op.12

・クライスラー:愛の悲しみ

・パラディス:シチリアーノ

▼関連キーワード解説 (4)
ルノー・カプソン人物・団体Wikipedia ↗

ルノー・カピュソン は現代フランスのヴァイオリニスト。カプソンと表記されることもある。クリスチャン・テツラフらと同様、バロック奏法の影響を受けたモダン楽器のヴァイオリニストの一人であると同時に、ポルタメント奏法やテンポ・ルバートにおいて、フランコ・ベルギー派の伝統も受け継いでいる。弟はチェリストのゴーティエ・カピュソン。

ニコラ・アンゲリッシュ人物・団体Wikipedia ↗

ニコラ・アンゲリッシュ はアメリカ合衆国のピアニスト。

アイザック・スターン人物・団体Wikipedia ↗

アイザック・スターン は、ユダヤ系のヴァイオリニスト。

TOPPANホール会場Wikipedia ↗

TOPPANホール は、東京都文京区水道のTOPPAN小石川本社ビルにあるコンサートホール。また、TOPPANホール株式会社は、TOPPANホールを運営するTOPPANホールディングス傘下の企業。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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