悲劇の天才ピアニスト田中希代子さん、没後30年に10枚組CDボックス発売 未発表音源&初CD化音源も収録する貴重な作品 - 山形新聞
ピアニスト田中希代子の没後30年を記念し、未発表音源を含む10枚組CDボックス『田中希代子 東洋の奇蹟の軌跡』が発売
日本人初のショパン国際コンクールとジュネーヴ国際コンクール入賞者で、“東洋の奇蹟”と称された天才ピアニスト・田中希代子さん(1932~1996)の数少ない録音を集めた10枚組CDボックス『田中希代子 東洋の奇蹟の軌跡』が、没後30年の今年12月に数量限定で発売されることになった。
昭和30年代に世界的に活動しながらも、膠原病のため36歳で演奏活動を止めた田中さんの作品としては、今回のような豪華ボックスのリリースは初となる。今作には、レコードメーカー各社や放送局、遺族の協力のもと、全65作品が収録される予定である。
日本コロムビアがショパン・コンクール入賞後の凱旋帰国時に山葉ホールで行ったデビュー録音と、その後教材用に製作した『ソナチネ・アルバム』が初CD化される。さらに、遺族が所蔵していた1955年ショパン国際コンクール実況演奏のマスターテープと、1957年にパリで録音されたショパンの「バラード第4番」のアセテート盤素材を編集して初商品化する。特に「バラード第4番」は、高い評価を受けながら録音が残っていないとされていたもので、約1分の終結部が欠落しているものの貴重な記録となる。
商品には10枚のCDのほか、未公開の秘蔵写真によるブックレット(ミニアルバム)が付属する。解説は田中さんの愛弟子であるピアニストの菊池洋子が書き下ろし、人となりや各巻の魅力、聴きどころを解説している。また、生前に週刊誌『女性自身』(光文社)が行ったインタビュー記事も全文掲載される。
店舗別購入特典として、タワーレコードでは「アクリルキーホルダー」、KING RECORDS STOREでは「田中希代子オリジナルTシャツ」が用意される。
