In concert – Janai Brugger, CBSO / Kazuki Yamada: Copland, Tower, Price & Adams
コンサート評:ジャナイ・ブリュッガー、バーミンガム市交響楽団/山田和樹:コープランド、タワー、プライス、アダムズ
出演:ジャナイ・ブリュッガー(ナレーター/ソプラノ)、CBSO合唱団(合唱指揮:ジュリアン・ウィルキンス)、バーミンガム市交響楽団/山田和樹
プログラム:
コープランド:市民のためのファンファーレ(1942年)、リンカーン・ポートレート(1942年)
ジョーン・タワー:非凡な女性のためのファンファーレ(1989年)
フローレンス・プライス(編曲:L.ロズナー):女性の心(1930-50年頃)
ジョン・アダムズ:ハーモニウム(1980-81年)
会場:シンフォニー・ホール(バーミンガム)
日時:2026年7月4日(土)
評者:リチャード・ホワイトハウス
アメリカ独立250周年を記念し、バーミンガム市交響楽団(CBSO)と音楽監督の山田和樹は、過去1世紀の音楽的成果を刺激的な文脈で提示するプログラムを披露した。
前半は男性と女性の関心事に焦点を当てた二つの二部構成で展開された。コープランドの『市民のためのファンファーレ』は、決して騒々しくない堂々とした演奏で始まり、続いて『リンカーン・ポートレート』が演奏された。山田は長い序奏から気高さと熱情を引き出し、ジャナイ・ブリュッガーはクライマックスでの傲慢さを回避するような落ち着きと控えめな表現でナレーションを務めた。
後半の女性の関心事パートは、ジョーン・タワーの『非凡な女性のためのファンファーレ』の直感的な演奏で幕を開けた。金管と打楽器が闘争的なまでに駆使された。続いてフローレンス・プライスの『女性の心』が演奏された。これは歌曲集というよりは、近年になって作曲家の膨大な作品群からまとめられた「テーマ別」コレクションである。黒人アメリカ人作家による10の詩に、イスラエル系アメリカ人作曲家リオール・ロズナーが繊細かつ雄弁なオーケストレーションを施した。プライスが自身の経験を強調するために用いた和声の鋭さを和らげている箇所もある。全体として、累積的な強烈さに欠けるものの、ブルースやラグタイムの要素を持つ「Don’t you say no to me」などは魅力的であり、プライスは交響曲や協奏曲の形式的制約から解放された時にこそ真価を発揮するという印象を強めた。ブリュッガーは、打楽器奏者アレックス・ヘンショー=ヴァン・デン・ボスと共に、この曲の無頓着な魅力を最大限に引き出した。
休憩後は、ジョン・アダムズが約45年前に名声を確立した『ハーモニウム』が演奏された。合唱とオーケストラの統合は一貫しており、特にディキンソンの詩による「Wild Nights」への地震のようなビルドアップや、その後の熱狂的なクレッシェンドから静寂へと向かう結末は、作曲家の最も優れた着想の一つであり、確信に満ちた演奏で伝えられた。これは今年のプロムスでのCBSOの公演にも期待を抱かせるものとなった。
なお、7月17日には同会場にて、エドワード・ガードナー指揮によりアダムズの『ハルモニレーレ』とエドガー・ヴァレーズの『アメリカ』が演奏される予定である。
