Mandolinist Alon Sariel's New Album, "Plucked Bach III"
マンドリン奏者アロン・サリエル、新アルバム『Plucked Bach III』をリリース
マンドリン奏者のアロン・サリエルが、Pentatoneレーベルからニューアルバム『Plucked Bach III』をリリースしました。
本作は、J.S.バッハの音楽を様々なマンドリンやリュートで演奏する、サリエルの高く評価されたバッハ・サイクルの最終章となります。この最終巻では、ヨーロッパのリュートの親戚にあたるオスマン帝国のバグラマや、バッハの無伴奏チェロ組曲第3番にダークな響きを与える希少なトスカーナ型マンドラなど、多彩な音色でシリーズを彩っています。
チェロ組曲に加え、アルバムには『平均律クラヴィーア曲集』第1巻のプレリュード、『アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳』よりミュゼット、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番などが収録されており、いずれも繊細に変容しつつも原曲の面影を残した形で表現されています。また、ヨハン・パウル・フォン・ヴェストホフやニコラ・マッテイスによる知られざる名曲も収録されています。
「最大のインスピレーションの源はバッハの音楽そのものであり、そこに今回フィーチャーした撥弦楽器の豊かな世界が加わりました」と、サリエルはThe Violin Channelに語ります。「これらは常に私をインスパイアしてくれます」。
ダイナミックな演奏空間での録音も思い出深い経験だったとサリエルは振り返り、アルバム録音で最も印象に残っていることとして、ホールで初めてバッハのシャコンヌの冒頭を演奏した瞬間を挙げました。「ホールの音響を事前に知らなかったのですが、素晴らしい響きでした」。
「私たちは落ち着かない世界に生きています」とサリエルは付け加えます。「このアルバムが、聴き手に安らぎと静寂をもたらす助けとなれば幸いです」。

