バリトン歌手・大西宇宙の音楽鑑賞:聴いたままの体験を大切に
バリトン歌手の大西宇宙が語る音楽鑑賞のスタイルと魅力、今後の出演情報

Webマガジン「ONTOMO」の特集「鑑賞のヒント」において、バリトン歌手の大西宇宙へのアンケート内容が掲載された。
大西宇宙は、自身が聴衆としてコンサートに足を運ぶ際、オペラの複雑な演出などで「どんなリハーサルをしたのか」と裏側を想像してしまう職業病的な一面を明かした。曲の予習については「まったくしないことが多い」とし、初めて聴く音楽の貴重さを重視して、聴いたままの体験を大切にしてほしいと語った。また、難しい現代曲などについては、専門的知識を忘れ、複雑で不可解な感情を呼び起こすこと自体を含めて純粋に体験を楽しんでほしいと述べている。
最近印象に残った出来事として、旅路で訪れたパレルモのマッシモ劇場にて、舞台となったシチリアの地で鑑賞したマスカーニ作曲の《カヴァレリア・ルスティカーナ》を挙げた。自身の演奏会に関しては、舞台のすみずみに神経を研ぎ澄ませてインスピレーションを受けながら音楽を作っているため、生の舞台ならではの楽しさを味わってほしいとしている。さらに会場で聴く魅力として、画面などの「平面」とは異なる、音の方向や見え方が変わる「立体感」を挙げた。
記事末尾には以下の出演情報が掲載されている。
【全国共同制作オペラ「イル・トロヴァトーレ」】
・大阪公演:2026年11月8日(日)枚方市総合文化芸術センター本館
・東京公演:2026年11月21日(土)東京芸術劇場コンサートホール
・出演:木下美穂子(レオノーラ)、笛田博昭(マンリーコ)、谷口睦美(アズチェーナ)、大西宇宙(ルーナ伯爵)、田中大揮(フェランド)、梨谷桃子(イネス)、中井亮一(ルイス)
・指揮:飯坂純
・演出:髙岸未朝
・管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
・合唱:枚方シティオペラ合唱団
【大西宇宙 バリトン・リサイタル with オーケストラ】
・日時:2027年1月8日(金)東京オペラシティコンサートホール
・出演:大西宇宙(バリトン)、ガエタノ・デスピノーサ(指揮)、ザ・オペラ・バンド(管弦楽)
・曲目:
R. シュトラウス:「憩え、わが魂よ」Op.27-1、「ツェツィーリエ」Op.27-2、「明日!」Op.27-4
R. シュトラウス:歌劇『カプリッチョ』より 間奏曲(月光の音楽)
マーラー:『リュッケルト歌曲集』(全5曲)
ワーグナー:歌劇『ローエングリン』より 第3幕への前奏曲
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」より“夕星の歌”
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」よりポロネーズ、“あなたは私に手紙を書きました”、“あれがあのタチアナなのか”
ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロス」より第3幕への前奏曲、“私の最後の日”(フランス語版)


