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🇯🇵 日本オーケストラレコ芸ONLINE · 2026年8月31日 10:31 · レビュー· 約1分で読めます

N響に登場した巨匠指揮者列伝 第3回 ウォルフガング・サヴァリッシュ

NHK交響楽団の歴史を彩った指揮者、ウォルフガング・サヴァリッシュの功績と録音

日本語要約
NHK交響楽団の創立100年を記念し、40年にわたり同団と共演を重ねた指揮者ウォルフガング・サヴァリッシュの功績を振り返る。1964年の初客演から桂冠名誉指揮者となるまでの歩みや、ベートーヴェン、ブラームス、R.シュトラウス、メンデルスゾーンの《エリア》など、N響との代表的な録音の背景を紹介する。
全文(日本語)

NHK交響楽団の創立100年の歴史において、指揮者ウォルフガング・サヴァリッシュ(1923~2013)は重要な役割を果たした。1964年に初めて客演して以来、約40年にわたりほぼ毎年N響を指揮し、1994年には「桂冠名誉指揮者」の称号を受けた。

1960年代半ばから1996年まで、N響は常任指揮者を置かず客演指揮者による指導体制をとっており、サヴァリッシュはオットマール・スウィトナーやホルスト・シュタインらと共に、その中心的な存在であった。1967年には名誉指揮者の称号を授与されている。

本稿では、N響100年を記念して発売されるSACDを中心に、サヴァリッシュとN響の録音を紹介する。

1. ベートーヴェン:交響曲第5番・第8番(1982年5月、新座市民会館でのセッション録音)、ブラームス:交響曲第1番、R.シュトラウス:交響詩《死と浄化》(1987年4月、第1023回定期公演ライヴ録音)。ベートーヴェンの録音は、サヴァリッシュの「楷書」と評される構築的な指揮が特徴である。R.シュトラウスの《死と浄化》は、サヴァリッシュにとって唯一の正規商用録音である。

2. メンデルスゾーン:オラトリオ《エリア》(1986年10月、定期公演1000回記念)。サヴァリッシュが偏愛した作品であり、ベルント・ヴァイクル、ルチア・ポップ、アリシア・ナフェ、ペーター・ザイフェルトらをソリストに迎えた。この演奏は当時CD化され、今回リマスタリング再発売される。

筆者である広瀬大介は、サヴァリッシュが1988年に設立した日本リヒャルト・シュトラウス協会の会長としての活動を通じ、マエストロと交流した経験を持つ。

関連キーワード解説 (8)
ウォルフガング・サヴァリッシュ人物・団体Wikipedia ↗

ヴォルフガング・サヴァリッシュ は、ドイツ、バイエルン州ミュンヘン生まれの指揮者・ピアニスト。

NHK交響楽団人物・団体Wikipedia ↗

公益財団法人NHK交響楽団 は、日本にあるオーケストラの一つ。通称「N響(エヌきょう)」。所在地は東京都港区高輪二丁目16番49号。公益社団法人日本オーケストラ連盟正会員。近衛秀麿らによって設立された「新交響楽団」が源流である。

オットマール・スウィトナー人物・団体Wikipedia ↗

オトマール・スウィトナー は、オーストリア出身の指揮者である。シュターツカペレ・ドレスデン、シュターツカペレ・ベルリン、NHK交響楽団などで活躍したほか、ウィーン国立音楽大学で教鞭をとった。日本語ではオットマール・スウィトナーと表記されることもある。

ホルスト・シュタイン人物・団体Wikipedia ↗

ホルスト・ヴァルター・シュタイン は、ドイツの指揮者。バンベルク交響楽団終身名誉指揮者。

ヨーゼフ・カイルベルト人物・団体Wikipedia ↗

ヨーゼフ・カイルベルト は、ドイツの指揮者である。

ロヴロ・フォン・マタチッチ人物・団体Wikipedia ↗

ロヴロ・フォン・マタチッチ は、ユーゴスラビア出身の指揮者。日本で親しまれた指揮者の一人である。

ベルント・ヴァイクル人物・団体Wikipedia ↗

ベルント・ヴァイクル はオーストリア生まれのドイツのオペラ歌手、コンサート歌手(バリトン)、著作家、オペラ演出家。ウィーン生まれ。歌手として国際的な知名度を得たきっかけは、ワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」のハンス・ザックス役だった。

ルチア・ポップ人物・団体Wikipedia ↗

ルチア・ポップ は、スロバキア出身でオーストリアを中心に活動したオペラ歌手。声域はソプラノで、リート歌手としても録音・演奏に活躍した。本名はルチア・ポッポヴァー。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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