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🇫🇷 フランスオーケストラレコ芸ONLINE · 2026年8月31日 10:31 · レビュー· 約1分で読めます

名盤の外側でたどるシャルル・ミュンシュ④

シャルル・ミュンシュとパリ管弦楽団の創設および晩年の活動

日本語要約
平野貴俊による連載「名演奏家再批評」第8弾の第4回。シャルル・ミュンシュによるパリ管弦楽団の創設経緯や、晩年の録音、1968年の急逝に至るまでの足跡を辿る。ミュンシュが指揮したパリ管の初演プログラムや、ボストン交響楽団、フランス国立管弦楽団との晩年の録音についても言及されている。
全文(日本語)

金曜連載「名演奏家再批評」の第8弾として、平野貴俊がシャルル・ミュンシュの活動を論じる全4回の最終回。1960年代半ば、フランスの音楽界では自国の音楽文化の威光低下が懸念されていた。文化大臣マルローのもと、音楽行政の改革を委ねられたマルセル・ランドウスキは、パリ音楽院演奏協会管弦楽団を一新し、ミュンシュを率いるパリ管弦楽団を創設した。精鋭を集めた同楽団は、常任指揮者にセルジュ・ボド、アシスタントにジャン=ピエール・ジャキヤ、コンサートマスターにルーベン・ヨルダノフを据え、1967年11月14日にシャンゼリゼ劇場で初の演奏会を行った。プログラムはベルリオーズ《幻想交響曲》、ストラヴィンスキー《レクイエム・カンティクルズ》、ドビュッシー《海》であった。ミュンシュとパリ管の共演は彼の急逝により32回に留まったが、1968年のラヴェル《ピアノ協奏曲》第2楽章の録音(ピアノ:ニコル・アンリオ=シュヴァイツァー、コーラングレ:マルゴワール)には、彼の「爆演」というイメージとは異なる幽玄な音世界が刻まれている。

ミュンシュは1968年のパリ管アメリカ・ツアー中、リッチモンドにて11月6日未明に心臓発作で死去した。その後、パリ管はカラヤンやバレンボイムが指揮し、ボストン交響楽団では小澤征爾が音楽監督に就任した。小澤はミュンシュを師と仰ぎ、ベルリオーズ《レクイエム》などを指揮している。

晩年の録音としては、退任後のボストン交響楽団とのシベリウス《交響曲第7番》、フランス国立管弦楽団とのブラームス《交響曲第2番》やオネゲル《交響曲第4番「バーゼルの喜び」》などが挙げられる。本稿では、これらに関連するディスク情報も紹介されている。

関連キーワード解説 (3)
シャルル・ミュンシュ人物・団体Wikipedia ↗

シャルル・ミュンシュ は、当時ドイツ帝国領であったアルザス地方ストラスブールに生まれ、のちフランスに帰化した指揮者。

マルセル・ランドウスキ人物・団体Wikipedia ↗

マルセル・ランドスキ は、フランスの作曲家。

セルジュ・ボド人物・団体Wikipedia ↗

セルジュ・ボド は、フランスの指揮者・作曲家。ボードとも表記される。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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