LFコンサート
LF CLASSICWorld Classical Music News
MENU
Portal
メニュー
Category
カテゴリ
Sources
情報ソース
🇯🇵 日本オーケストラGoogle News JP オケ東京2 · 2026年8月8日 04:31 · レビュー· 約2分で読めます

フェスタ・サマーミューザ KAWASAKI 2026 佐渡裕指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団 - 毎日クラシックナビ

フェスタ・サマーミューザ KAWASAKI 2026 佐渡裕指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団

日本語要約
2026年8月1日、ミューザ川崎シンフォニーホールにて、佐渡裕指揮、新日本フィルハーモニー交響楽団による「フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2026」が開催された。バーンスタインの作品とマーラーの交響曲第1番「巨人」が演奏され、アンコールにはスーザの「星条旗よ永遠なれ」が披露された。
全文(日本語)

十八番を並べた佐渡裕が肩の力を抜いて楽しみ尽くした

バーンスタインとマーラー。これぞ新日本フィルの音楽監督、佐渡裕の十八番である。バーンスタインは佐渡の師匠で、マーラーを世界の定番へと押し上げた立役者でもあった。だから佐渡は両者の演奏をとりわけ得意としており、それもあってかチケットは即座に完売したという。

バーンスタイン「キャンディード」序曲は、冒頭のファンファーレから躍動的なリズムが漲(みなぎ)り、切れ味鋭く主題が重ねられていった。ポップで、軽やかで、畳みかけるように進行するが、佐渡にも新日本フィルにも気負いは感じられない。肩の力が抜けて楽しんでいるのが伝わってくる。だから陽気なコーダがクレッシェンドすると、聴き手もまた自然に前を向かされてしまう。「キャンディード」の物語自体は、浮き沈みの激しい奇想天外な人生が描かれるが、なにがあっても陽気に乗り切れそうな気にさせられる。

続いては「ウエスト・サイド・ストーリー」から「シンフォニック・ダンス」。エネルギッシュで、リズミカルで、ただし力は抜けており、師匠の世界に没入している。だからアゴーギクも呼吸しているように自然である。各場面は〝サムウェア〟は夢見るようだし、〝スケルツォ〟は軽快で、それぞれが明確に描き分けられ、情景が見えるようだった。

ところで、コンサートマスターは崔文洙。第1ヴァイオリンが16人の16型で、後半のマーラーの交響曲第1番「巨人」に臨んだ。

佐渡の指揮は、もっと力いっぱい咆哮(ほうこう)するかと思えば、力感を求めつつも緩急が自在で、内声部もよく聴こえる。新日本フィルの音も、どこでも濁ったりすることはない。バーンスタインを気持ちよく振ったあとだから、なおさらだったのだと思うが、力が抜けて楽しめている。この指揮者は力まないほうがいいのだ。第2楽章の低減の刻みも心地よい。

コントラバスの独奏に導かれた第3楽章は、速めのテンポによる快演。第4楽章は、第2主題部で弦の音色に若干の弱さを感じつつも、力強いファンファーレとの対比は鮮やか。金管が勢いよく盛り上げ、コーダでは7人のホルン、トロンボーン、トランペットの各1人が立奏して盛大に締めくくった。

意外にもアンコールがあり、佐渡の定番であるスーザ「星条旗よ永遠なれ」。この時期にアメリカを讃えるのはどうか、という気もしたが、きっとそんな意図はないのだろう。情熱的な演奏に客席の手拍子を巻き込み、「夏祭り」の締めくくりにふさわしくもあった。

関連キーワード解説 (4)
佐渡裕人物・団体Wikipedia ↗

佐渡 裕 は、日本の指揮者。兵庫芸術文化センター管弦楽団やシエナ・ウインド・オーケストラ、ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団等で音楽監督や首席指揮者を歴任している。京都府出身。身長187センチメートル。

新日本フィルハーモニー交響楽団人物・団体Wikipedia ↗

公益財団法人新日本フィルハーモニー交響楽団 は、日本のオーケストラ。日本オーケストラ連盟正会員。

崔文洙人物・団体Wikipedia ↗

崔 文洙 は、日本のヴァイオリニストである。

ミューザ川崎シンフォニーホール会場Wikipedia ↗

ミューザ川崎シンフォニーホール(ミューザかわさきシンフォニーホール)は、神奈川県川崎市幸区のJR川崎駅西口駅前に所在するコンサートホール。オフィス棟「ミューザ川崎セントラルタワー」、ショッピングゾーンなどが建設された再開発地区「ミューザ川崎」の一部である。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
タグ
佐渡裕新日本フィルハーモニー交響楽団崔文洙ミューザ川崎シンフォニーホールバーンスタイン:「キャンディード」序曲バーンスタイン:「ウエスト・サイド・ストーリー」から「シンフォニック・ダンス」マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」スーザ:星条旗よ永遠なれ
原文を読む → Google News JP オケ東京2
この記事をシェア
X でシェアFacebookLINE
関連記事
🇯🇵 日本オーケストラニュースGoogle News JP 指揮者18/8 01:31
熊本地震の被災地支援、西宮・芸文センターで佐渡裕さんら募金呼びかけ 「阪神・淡路の恩返し」|文化 - 神戸新聞
熊本地震の被災地支援、西宮・芸文センターで佐渡裕さんら募金呼びかけ 「阪神・淡路の恩返し」|文化 - 神戸新聞
熊本地震の被災地支援のため、兵庫県立芸術文化センターの芸術監督・佐渡裕氏と兵庫芸術文化センター管弦楽団が、7日の定期演奏会終了後に寄付を呼びかけた。募金は9日まで行われ、文化・芸術活動を支える関係団体へ届けられる。
佐渡裕兵庫芸術文化センター管弦楽団兵庫県立芸術文化センター
🇯🇵 日本オーケストラニュースGoogle News JP 指揮者28/8 00:01
鈴木優人がオルガンと指揮で魅せる「Play & Conduct」公演とプレリュード・レクチャー開催
鈴木優人がオルガンと指揮で魅せる「Play & Conduct」公演とプレリュード・レクチャー開催 - South65
鈴木優人が新日本フィルハーモニー交響楽団と共演する「Play & Conduct」公演に先立ち、9月2日にプレリュード・レクチャーを開催する。11月7日の公演では、鈴木がオルガン演奏と指揮の両方を担当し、バッハやブラームスの作品を披露する。
鈴木優人新日本フィルハーモニー交響楽団すみだトリフォニーホール
🇯🇵 日本オーケストラレビューGoogle News JP ホール18/7 23:02
フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2026 セバスティアン・ヴァイグレ指揮 読売日本交響楽団
フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2026 セバスティアン・ヴァイグレ指揮 読売日本交響楽団 - 毎日クラシックナビ
フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2026にて、セバスティアン・ヴァイグレ指揮読売日本交響楽団が公演を行った。鈴木愛美をソリストに迎えたベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番と、日本初演となるフリーヘル編のワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」オーケストラル・トリビュートが演奏された。
セバスティアン・ヴァイグレ読売日本交響楽団ミューザ川崎シンフォニーホール
← 記事一覧に戻る