Auf den Spuren von Chopins Klangwelt
チューリヒのフォルテピアノ音楽祭「Flügelschläge」がショパンの響きと19世紀の音楽世界を追究して開催へ
今日、私たちがフレデリック・ショパンの夜想曲やバラードを聴く場合、大抵は現代のコンサートグランドピアノによる演奏である。しかし、それは必ずしもショパンの本質に合致しているとは限らない。彼は大げさな身振りを好む人物ではなく、パリのサロンが持つ親密さを愛していた。まさにこの繊細な理想の響きを目指すのが、11月5日から19日まで開催されるチューリヒのフォルテピアノ音楽祭「Flügelschläge(羽ばたき)」である。
芸術監督のエリス・ビーセマンス率いるチームは、そのためにハンマーがフェルトではなく革で覆われた鍵盤楽器を舞台に持ち込む。これにより、音楽に滅多に耳にすることのない軽やかさがもたらされる。チューリヒのビュール教会(Bühlkirche Zürich)は2週間にわたり、19世紀の響きの世界に浸ることのできる場となる。また、この音楽祭はより広い視野も提供する。ショパン自身のみならず、同時代の芸術家たちにも焦点を当てるためである。コンサート導入プログラムの一環として、ほぼ忘れ去られていた作曲家デルフィーヌ・フォン・シャウロートも称えられる。
開幕を飾るのは、11月5日に1860年製のエラール製ピアノを演奏するアブデル・ラーマン・エル=バシャである。その後、催しは特別に演出された「カフェ・サロン・ショパン」などへ移行する。ここでは、コーヒーを片手にコスタンティーノ・マストロプリミアーノやハンナ・ホロベツといったピアニストによる短いリサイタルに耳を傾けることができる。アンサンブル・エルスウェアによる一夜、教会の内陣での展示、そしてラヴァーターハウスでの映画の夕べが、この音楽祭を締めくくる。