マルティン・ヘルムヒェン - 東京・春・音楽祭
東京・春・音楽祭によるピアニスト、マルティン・ヘルムヒェンのアーティスト紹介
ドイツのピアニストであるマルティン・ヘルムヒェンは、20年にわたり世界一流のステージで演奏を続けており、現代で最も引く手あまたのピアニストの一人である。音色の繊細さと技術的な洗練さを備え、2020年にはグラモフォン・クラシック・ミュージック・アワードを受賞した。
アルファ・クラシックスでシューベルトのソナタ全曲録音チクルスに着手し、第1巻は批評家の絶賛を受け「ドイツ・レコード批評家賞」を受賞した(「タイムズ」紙でも高く評価された)。2024年にリリースされたバッハのパルティータを収録したアルバムは、『グラモフォン』誌の「批評家推薦盤」に選ばれている。
これまでウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、シュターツカペレ・ドレスデン、ボストン交響楽団、シカゴ交響楽団など数多くの著名オーケストラと共演。定期的に共演する指揮者にはヘルベルト・ブロムシュテット、ベルナルト・ハイティンク、パーヴォ・ヤルヴィ、クラウス・マケラ、アンドリス・ネルソンス、タルモ・ペルトコスキ、山田和樹らがいる。
今後の予定として、2026年10月にデンマーク国立交響楽団(DR放送交響楽団)と共演し、同年11〜12月にはタルモ・ペルトコスキ指揮香港フィルハーモニー管弦楽団とのツアーでカタルーニャ音楽堂、クッペルザール、ドルトムント・コンツェルトハウス、ウィーン・コンツェルトハウスなどを回る予定である。
室内楽にも情熱を注いでおり、マリー=エリザベート・ヘッカー、フランク・ペーター・ツィンマーマン、ユリアン・プレガルディエン、アウグスティン・ハデリッヒ(アデリク)、アンティエ・ヴァイトハースらと親しく共演。BBCプロムスやルツェルンなどの音楽祭に出演するほか、ヘッカーとともにフリーセン国際室内楽音楽祭の共同監督を務めている。
1982年ベルリン生まれ。ガリーナ・イワンゾワとアリエ・ヴァルディに師事し、クララ・ハスキル国際ピアノコンクール(2001年)とクレディ・スイス・ヤング・アーティスト賞(2006年)で優勝。現在はクロンベルク・アカデミーで教鞭を執り、妻と4人の娘とともにドイツに暮らしている。