【必聴名盤20】ブラームス:交響曲第2番 これを聴かなきゃはじまらない!
【必聴名盤20】ブラームス:交響曲第2番 これを聴かなきゃはじまらない!

特別企画シリーズ「ブラームス 4つの交響曲」のアーカイブ第4回配信は、交響曲第2番の必聴名盤20選です。選・コメントは相場ひろ氏(フランス文学)が担当しました。
【とくにお聴きいただきたい5選】
1. ベルナルト・ハイティンク指揮ボストン交響楽団(1990年録音):自然な息遣いと精緻な表現が両立した稀有な演奏。豊麗な弦の音色と安定感が特徴。
2. クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮クリーヴランド管弦楽団(1987年録音):冷静な姿勢を貫きつつ、終楽章で激しいティンパニとともに祝祭的な気分を一気に開放する設計が見事。
3. レオポルド・ストコフスキー指揮ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団(1977年録音):最晩年のセッション録音。細やかな郷愁を感じさせ、聴き手を酔わせる渾身の名演。
4. ロビン・ティチアーティ指揮スコットランド室内管弦楽団(2017年録音):小編成による新鮮なサウンドと、内声部や管楽器の色彩を掘り起こした活き活きとした表情が秀逸。
5. シャルル・ミュンシュ指揮フランス国立放送管弦楽団(1965年録音):晩年の白熱したライヴ録音。温かみのある歌い口と、コーダでの怒濤の喝采が特徴。
【必聴名盤アラカルト15】
・ブルーノ・ワルター指揮ニューヨーク・フィル(1953年):終楽章の高揚がライヴのような名盤。
・カール・シューリヒト指揮ウィーン・フィル(1953年):テンポを大きく動かしたロマンティックな演奏。
・カール・ベーム指揮ベルリン・フィル(1956年):無駄な表情を削ぎ落とした底光りのする渋い音楽。
・オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管(1956年):対位法的な動きを立体的に構築した即物的な名演。
・ピエール・モントゥー指揮ロンドン交響楽団(1962年):明るい陽光を思わせる響きと温かみのある歌い口。
・エイドリアン・ボールト指揮ロンドン・フィル(1971年):穏やかな佇まいと鷹揚な旋律が特徴。
・ジェイムズ・レヴァイン指揮シカゴ交響楽団(1976年):天才のひらめきを感じさせる清新な音楽。
・ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィル(1977-78年):艶やかな響きと陶酔的なレガート。
・カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ロスアンジェルス・フィル(1980年):息の長いカンタービレと悠然たる歩み。
・チャールズ・マッケラス指揮スコットランド室内管弦楽団(1997年):小編成による柔軟で軽やかな音楽。
・パーヴォ・ベルグルンド指揮ヨーロッパ室内管弦楽団(2000年):細部の彫琢と積極的な強弱による硬派な演奏。
・マリン・オールソップ指揮ロンドン・フィル(2005年):隙のない中庸の美学と確かな設計。
・マレク・ヤノフスキ指揮ピッツバーグ交響楽団(2007年):バランスと設計の確かさが光る演奏。
