Metropolitan Opera holds auditions for snake role in Mozart production - Classic FM
メトロポリタン歌劇場、モーツァルトのオペラ『コジ・ファン・トゥッテ』のヘビ役オーディションを実施し配役を決定
爬虫類にも二次審査の連絡が届くことがある。
ニューヨークのメトロポリタン歌劇場で行われたモーツァルトのオペラ『コジ・ファン・トゥッテ』の次回プロダクションに向けたオーディションで、「プリンセス」という名のボアコンストリクターが待望の役を勝ち取った。
この黄色がかった桃色の「サングロー」ボアは、1790年の喜劇オペラをコニーアイランドに着想を得て新演出した舞台で、ヘビ使いを演じるパフォーマンスアーティストのゾーイ・ジーグフェルドとともにメトロポリタン歌劇場の舞台に登場する。元カーニバル出演者のジーグフェルドはトロント・スター紙に対し、本番と同じようにヘビを扱うことで候補となる爬虫類のキャストメンバーを審査したと語った。
「その動物が人間や私たちがしていることに対して落ち着いていられるかを知る必要があるのです」とジーグフェルドは話した。プリンセスはその大きさと視覚的なインパクトもあって選ばれたが、ジーグフェルドによると、このプロダクションへの出演は当初は試用期間として扱われるという。
プリンセスの代役(アンダースタディ)には、より小型の茶色のボアコンストリクター「ナラ」が選ばれた。ジーグフェルドがメトロポリタン歌劇場版の『コジ・ファン・トゥッテ』でヘビ使いの役を演じるのは、今回で3度目となる。
モーツァルトのオペラは、出征したふりをして互いのパートナーを誘惑するために変装して戻り、婚約者たちの貞節を試す2人のイタリア人兵士を描いている。
メトロポリタン歌劇場のプロダクションでは、舞台を鮮やかな色彩に満ちた1950年代のコニーアイランドのカーニバルへと移し、サイドショー(見世物)や遊園地にインスパイアされた舞台装置、そしてもちろんヘビが登場する。
「音楽は違います。お金も違います。人々を楽しませるのは喜ばしいことです」とジーグフェルドは述べた。「そしてヘビに関しては、畏敬の念を持って見つめる人々や、恐怖に怯える人々がいるのを知るのは楽しいことです。そうしたことはメット(メトロポリタン歌劇場)でもコニーでも起こるので、正直に言って違いよりも似ている点の方が多いと思います」。
ニューヨーク市のゾーラン・マムダニ市長が提唱する「オペラ・フォー・オール(Opera For All)」イニシアチブにより、ニューヨーカー向けにメトロポリタン歌劇場の無料チケット7万枚が提供されると発表されたことを受け、この爬虫類が出演する公演は新世代のオペラ観客の目を引く可能性もある。
2026年9月より、2019年以降にメトロポリタン歌劇場のチケットを購入していないニューヨーク市居住者を対象として、2026-27シーズンの全期間にわたり毎月1万枚のチケットが抽選で提供される予定である。

