#SHOWBIZ: Before he learnt to speak, Frank Dupree spoke music - NST Online
【芸能】フランク・デュプリー:言葉を覚える前から音楽を語っていたピアニスト
フランク・デュプリーは、言葉を発するよりもずっと前から世界とコミュニケーションをとっていた。35歳のドイツ出身のヴィルトゥオーゾであり、新世代で最も多才なピアニスト兼指揮者の一人と目される彼は、幼少期から楽器に触れてきた。
「音楽は私の第一言語です。実際、言葉を覚える前にドラムとピアノを始めました」とデュプリーは最近のインタビューで明かした。
音楽が生活の一部である家庭(父はドイツのブラスバンドでサックスとトロンボーンを演奏)に育ったデュプリーの音楽の旅は、スネアドラムから始まった。しかし、あるクリスマスのプレゼントが彼の進路を決定づけた。「4歳の時、突然クリスマスツリーの下にキーボードがありました。それが私のキャリアの始まりです」と彼は振り返る。
5歳でピアノ教授ゾントラウト・シュパイデルに師事し、28歳でソリスト試験に合格した。その過程でオスカー・ピーターソンの録音からジャズのアプローチを学び、この二面性が彼に広範な音楽的素養をもたらした。若年期にはラテン、ヒップホップ、ロック、現代音楽、フォーク、アフリカ音楽、インド音楽などあらゆるジャンルを探求した。「クラシックとジャズは多様なスタイルを取り入れるジャンルであり、異なる文化と関わる素晴らしい機会を提供してくれます」と彼は語る。
現在、世界中のオーケストラ(BBC交響楽団、ロイヤル・リヴァプール・フィル、ロンドン・ラジオ交響楽団、フランクフルト放送交響楽団、ロンドン交響楽団など)と共演し、自身のジャズトリオも率いている。今後はポルトガル、スイスのヴェルビエ音楽祭、ドイツでの公演が控えている。この夏最大のハイライトはルツェルン音楽祭でのガーシュウィンの『ピアノ協奏曲ヘ長調』の演奏である。
その前に、マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団(MPO)との初共演が予定されている。6月13日午後8時、クアラルンプールのデワン・フィルハーモニック・ペトロナス(DFP)にて「Jazz, Classical And Beyond With The MPO」と題したコンサートが行われる。
コンサートは広上淳一音楽監督の指揮で、ハイドンの『交響曲第100番「軍隊」』で幕を開け、シューベルトの『交響曲第5番』が続く。ハイライトはデュプリーによるニコライ・カプースチンの『ピアノ協奏曲第4番』の演奏である。デュプリーは「カプースチンの音楽を世界中に紹介するのが目標の一つです」と語る。さらに、デューク・エリントンの『キャラバン』を自身で編曲し、ガーシュウィンの『ラプソディ・イン・ブルー』の引用などを盛り込んだ特別プログラムも披露される。
