Bottom falls out of Rodin’s Mahler
ロダンのマーラー像の価値が暴落
ロダンのマーラー像の価値が暴落
ニュース:オーギュスト・ロダンが1910年に制作したグスタフ・マーラーの胸像の公認複製が昨日、ロンドンのローズベリーズにて、落札手数料込み39,240ポンドで売却された。
これは、2年前にパリで、ヴァレリー・ジスカール・デスタン元大統領がかつて所有していたロダンのマーラー胸像に対して支払われた13万ユーロから、大幅な下落である。
なんという見出しだろう!一体何を比較しているのか?
ジスカール・デスタンが所有していた胸像は、1910年から1914年の間にアルマ・マーラーとカール・ユリウス・ルドルフ・モールのためにルディエ鋳造所が制作した23体の「初版」のうちの1つである。
ローズベリーズで売却された個体は、1964年製の複製であると明確に記載されている(実際、1954年から1966年の間にロダン美術館のためにルディエが制作した11体の公認複製が存在する)。
どうしてこれらが同じ価値を持ち得るだろうか?
これらの情報は、ジスカール・デスタン・コレクションの競売に関する情報を探せば容易に見つかるものである。これは、人々がいかに知識を持っておらず、報道の大部分が正確な調査に基づいていないかを改めて示している。どこも同じであり、だからこそ人々は読むことに興味を失っているのだ。
アルマの義父であるナチスのろくでなしの名前は出さないでほしい。
これは美術市場における評価の根本的な誤解である。ジスカール・デスタン旧蔵の個体は、マーラーの娘という来歴を持ち、さらに重要なことに、ロダン自身が監督し承認した「生前」鋳造品である。ローズベリーズの鋳造品は、1964年に制作された「死後」の作品であり、全くの別物である。同じ原則は版画(レンブラントの生前刷りと後刷りの好例)や写真(ネガが作成された時期に近いほど価値が高い)にも等しく適用される。
価格は来歴にも大きく左右される。この場合、ジスカール・デスタン大統領が所有していたという事実が資産価値となっていた。
マーラーは、本物の音楽を聴いてもそれが分からない人々のためのものだ。
バーンスタインはマーラーの胸像を所有していたのだろうか?もしそうなら価値があるかもしれない。
「底が抜けた(bottom falls out)」という見出しを読んだとき、何か秘密の仕切りでもあったのかと期待してしまった。
眼鏡をかけていない彼は裸のように見える!