世界に名をとどろかせる名テノール、アントニーノ・シラグーザのいまを聴く
世界に名をとどろかせる名テノール、アントニーノ・シラグーザのいまを聴く

日本語要約
テノール歌手アントニーノ・シラグーザの近年の活動と、2026年6月30日に浜離宮朝日ホールで開催されるリサイタルについての紹介。2024年の新国立劇場《夢遊病の女》での歌唱を振り返り、ピアニスト林直樹との共演によるリサイタルの見どころを伝えている。
全文(日本語)
何度も来日しているテノール、アントニーノ・シラグーザだが、最も感動させられたのは、実のところ、つい最近の話。2024年に新国立劇場《夢遊病の女》でエルヴィーノを歌った際の出来事である。
テノーレ・リリコ・レッジェーロ(抒情性に富み、軽やかな響きを有す)の「イタリアの雄」たるこの名歌手は、前回の来日時で還暦を迎えた大ベテラン。ところが、その日の彼はひときわ若々しい歌いぶりを示した上で、記譜された超高音を猛烈な気魄で歌い上げ、観客の心を鷲掴みにした。それは、演ずる青年役の苦しみが極まった瞬間であり、かつ、アーティストの挑戦心が爆発した一音でもあった。大袈裟でなく、彼はそこに歌手人生のすべてを賭けていた。「俺と同じように歌える奴が世界中に何人いる? 皆さま、それを分かってくださるかい?」と彼は正面切って問うたのである。
この6月の浜離宮朝日ホールのリサイタルでも、シラグーザは変わらず、「自分の勝負どころ」を堂々と打ち出すよう。《愛の妙薬》の〈人知れぬ涙〉や《ロメオとジュリエット》の〈ああ、太陽よ昇れ〉といった情感満載の曲や、少し厚めの響きの《ラ・ボエーム》の〈冷たき手を〉、甘い調べの近代イタリア歌曲から煽情的な〈グラナダ〉まで、彼の秘めたる激情はいつどこで、どのような形で噴出するだろう? 大歌手との共演多い若手ピアニスト、林直樹の支えを得て、名テノールの歌声が鮮やかな閃光と化す瞬間をお聴き逃しなく。
アントニーノ・シラグーザ テノール・リサイタル
2026.6/30(火)18:00 浜離宮朝日ホール
問:日本プロムジカチケットデスク 070-4478-0678
https://promusica.jp
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出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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