この秋、奇跡の競演!フランツ・シュミット 《7つの封印の書》N響&東響 スペシャル対談 ―
この秋、奇跡の競演!フランツ・シュミット 《7つの封印の書》N響&東響 スペシャル対談

NHK交響楽団(N響)創立100周年、東京交響楽団(東響)創立80周年という節目のシーズンに、両楽団が2026年9月にフランツ・シュミットのオラトリオ《7つの封印の書》を相次いで上演する。これに際し、N響芸術主幹の西川彰一と東響楽団長の廣岡克隆が対談を行った。
東響の廣岡は、秋山和慶が築いた家庭的な雰囲気と、ユベール・スダーンが培った精緻なアンサンブルが楽団の礎であると語る。ジョナサン・ノットを経て、現在はロレンツォ・ヴィオッティを迎え、協調と高いクオリティの両立を目指している。一方、N響の西川は、伝統的に独墺のサウンドを重視してきた歴史を振り返り、現首席指揮者ファビオ・ルイージとの信頼関係が深まっていることを強調した。
両楽団が同じ月に《7つの封印の書》を上演することについて、両氏は「惑星直列並みの珍事」と驚きつつも、この作品が持つメッセージ性や音楽的価値を高く評価している。ルイージは以前から同作をレパートリーとしており、成熟した表現が期待される。一方、ヴィオッティは初挑戦であり、新鮮なアプローチが期待される。両氏は、この機会に聴き比べを楽しんでほしいと語り、生演奏ならではの救済や希望のメッセージを聴衆に届けたいと述べた。
【公演情報】
■N響:2026年9月12日・13日、NHKホール。指揮:ファビオ・ルイージ。出演:ミヒャエル・ラウレンツ、ダーヴィト・シュテフェンス、迫田美帆、藤井麻美、伊藤達人、加藤宏隆、新山恵理、新国立劇場合唱団。
■東響:2026年9月19日、サントリーホール/9月21日、ミューザ川崎シンフォニーホール。指揮:ロレンツォ・ヴィオッティ。出演:マキシミリアン・シュミット、フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ、クリスティーナ・ランツハマー、カトリオーナ・モリソン、パトリック・グラール、クレシミル・ストラジャナッツ、大木麻理、東響コーラス。
