Prizewinners Announced at the 17th Orléans International Piano Competition 2026
第17回オルレアン国際ピアノコンクール2026で日本の小野瑞葵が第1位を受賞、各賞が発表される
フランスのピアニストで教育者のフランソワーズ・ティナによって1994年に創設されたオルレアン国際ピアノコンクールは、1900年以降の音楽に特化した唯一の国際ピアノコンクールである。
同コンクールは、大人向け(36歳までのピアニストが対象)とジュニア向け「ブラン・デルブ(Brin d'herbe)」が毎年交互に開催されており、2026年のコンクールは大人向けとなっている。
日本のピアニスト小野瑞葵が、賞金12,000ユーロのオルコム財団・ブランシュ・セルヴァ第1位受賞者として発表された。彼女はさらにエリオット・カーター賞とアンリ・デュティユー=ジュヌヴィエーヴ・ジョワ・レジデンシーも受賞した。
アメリカとオランダの国籍を持つピアニスト、カーター・ミュラーが預金供託金庫第2位、ならびにアンドレ・ブクレシュリエフ賞と聴衆賞を受賞した。台湾のシャン=チー・シューがアンドレ・シュヴィヨン=イヴォンヌ・ボノー第3位を獲得した。
また、多くの特別賞も授与された。カナダのリンダ・ルアンが上海音楽学院作曲家賞およびリカルド・ビニェス賞、日本の宇治原遥がエジソン・デニソフ賞、イタリアのマッティア・フジが尹伊桑(イサン・ユン)賞、ロシアのゲオルギー・クリジネンコがポール・ズーコフスキー賞を受賞した。アンドレ・シュヴィヨン=イヴォンヌ・ボノー作曲賞はマリア・ヴィットリア・アグレスティとアルセニー・グセフが共同受賞し、アグレスティはフランス・ミュジーク委嘱賞も獲得した。
日本・愛知県出身の小野瑞葵は、東京藝術大学にて渡辺俊哉のクラスで作曲を学んだ。その後、JML入野義朗音楽研究所にて中村和枝に師事しピアノの研鑽を積んだ。
学生時代に武満徹の音楽に出会ったことをきっかけに現代音楽への関心を抱き、2024年の現音・秋吉台現代音楽セミナー等における現代音楽演奏コンクール「競楽XVI」で第3位を受賞した。東京を拠点に、新作の初演を含む現代音楽プロジェクトに積極的に取り組んでいる。
