マルク・ミンコフスキ指揮 東京都交響楽団 第1055回定期演奏会Cシリーズ - 毎日クラシックナビ
マルク・ミンコフスキ指揮 東京都交響楽団 第1055回定期演奏会Cシリーズの公演レビュー
マルク・ミンコフスキを客演に迎えた東京都交響楽団のシリーズにおいて、二つ目のプログラムとして映画音楽を取り上げた公演が行われた。
前半はアルフレッド・ヒッチコック監督の映画「めまい」と「サイコ」から、バーナード・ハーマンによる組曲が演奏された。ミンコフスキは各曲の前に短いコメントを挟みつつ、分厚いサウンドでドラマを描き、都響の弦セクションが緊張感を表現した。続くジョン・ウィリアムズの交響組曲「スター・ウォーズ」では、ミンコフスキがシンメトリカルな構成を意識した見通しのよい演奏を展開し、コンサートマスターの矢部達哉やフルートの松木さやがソロを披露した。
後半はバーンスタインの「ウエスト・サイド・ストーリー」より〝シンフォニック・ダンス〟で始まり、鮮やかなリズム処理で場面が描かれた。プログラムの最後には、黒澤明監督の映画との関わりを示唆するコメントとともにラヴェルの「ボレロ」が演奏され、落ち着いたテンポのなか奏者たちが妙技を聴かせた。ミンコフスキは時折イスに座りながらも終始喜々として指揮を務めた。
【公演データ】
東京都交響楽団 第1055回定期演奏会Cシリーズ
日時:10月28日(水)14:00
会場:東京芸術劇場コンサートホール
指揮:マルク・ミンコフスキ
管弦楽:東京都交響楽団
コンサートマスター:矢部達哉
プログラム:
・バーナード・ハーマン:映画「めまい」組曲
・バーナード・ハーマン:映画「サイコ」組曲
・ジョン・ウィリアムズ:交響組曲「スター・ウォーズ」
・バーンスタイン:「ウエスト・サイド・ストーリー」より〝シンフォニック・ダンス〟
・ラヴェル:ボレロ
(他日公演:10月29日(木)19:00 東京芸術劇場コンサートホール)

