Foo Fighters Rock Out With Gustavo Dudamel at Bowl: Concert Review - Variety
フー・ファイターズとグスターボ・ドゥダメル指揮ロサンゼルス・フィルハーモニックがハリウッド・ボウルで共演
ロサンゼルス・フィルハーモニック(LAフィル)はこれまでにも多くのポップスやロックのアーティストと共演してきたが、グスターボ・ドゥダメルという指揮者の真価を最大限に引き出したのは、フー・ファイターズだったかもしれない。
この共演は、ロサンゼルスを代表するオーケストラの指揮者として名を馳せたドゥダメルにとって、最後の週末公演の2日目にあたるものだった。土曜の夜に行われたデイヴ・グロール率いるフー・ファイターズとの共演は、3夜連続の地元フィナーレ公演の中日に位置づけられた。これは、かつての保守的な交響楽ファンであれば「低俗な文化」と見なしたであろう試みである。この週末全体を通して、ドゥダメルは自身のクラシック以外の音楽的嗜好を反映させ、ベートーヴェンを揺さぶるようなプログラムを展開した。金曜と日曜の公演では、ドゥダメルとラテンアメリカ、特にベネズエラの音楽との結びつきに焦点が当てられた。
結成32年を迎えたバンドにとっての節目ということもあり、グロールは自身の言葉でこう語った。「これは初めてのことだ。まず、皆さんは知らないかもしれないが、フー・ファイターズはこれまでハリウッド・ボウルで演奏したことがなかった。普段ならここで観客にロックンロールが好きかと尋ねるのだが、今夜は初めてこう聞きたい。ドゥダメルは好きか?私もだ。だからドゥダメル氏のためにロックンロールを演奏しよう」。
グロールは普段、ステージでのトークに卑語を多用するが、この夜は世界最高峰の音楽家たちが正装で並ぶ場に感化されたのか、当初はそれを控えているように見えた。しかし、終盤には「今夜のような夜に、どうやって別れを告げればいいのか分からない。この素晴らしい人たちと、残りの人生ずっと毎晩こうしていたい」と、つい本音が漏れた。
コンサートの音源化を望むファンの声も多く、その期待は正当なものと言える。オーケストラとの共演は単なる実験に終わることも多いが、今回の編曲は非常にバランスが良く、楽曲のドラマ性を高めていた。フー・ファイターズは、オーケストラとの共演で最も効果的な楽曲を選定し、セットリストを構成した。
1時間40分に及ぶ公演の序盤、グロールは「今夜は演奏できる限りの曲を演奏する。普段は3時間演奏するが、今夜はLAフィルとドゥダメル氏と共に演奏できる最高の曲を選んだ。中には聴いたことがない曲もあるかもしれない。『A320』という曲を楽しんでほしい」と語った。
1998年の映画『ゴジラ』のサウンドトラックに収録されて以来、四半世紀演奏されていなかった「A320」は、オリジナルの録音にストリングスが含まれていたため、今回の共演には最適だった。6分間の楽曲の前半はオーケストラが壮大に響き、後半はバンドの演奏に移行した。ドゥダメルは指揮棒を置き、バンドの演奏を満足げに見守っていた。全15曲のすべてでLAフィルが参加したが、演奏の合間にはオーケストラが休止する場面も設けられた。
さらに、2012年以来のライブ演奏となる「I Should Have Known」、2006年以来の「Razor」、2007年以来5回目の演奏となる「Home」など、ファンを熱狂させる希少な楽曲も披露された。グロールは、オーケストラという強力な組織と力を合わせるにあたり、その瞬間にこそふさわしい楽曲を選び抜いた。また、「My Hero」については「この曲はハリウッド・ボウルのために作られたものだと思う」と語った。
