クリストフ・コンツ指揮 日本フィルハーモニー交響楽団 フェスタ サマーミューザKAWASAKI 2026 - 毎日クラシックナビ
クリストフ・コンツ指揮 日本フィルハーモニー交響楽団 フェスタ サマーミューザKAWASAKI 2026
クリストフ・コンツが、フェスタ サマーミューザKAWASAKI 2026にて日本フィルハーモニー交響楽団と初共演した。公演は2026年8月9日、ミューザ川崎シンフォニーホールで行われた。
プログラムは、ヨハン・シュトラウスⅡ世の喜歌劇「こうもり」序曲で幕を開けた。コンツは沸き立つようなリズムや華やかなワルツを表現し、ウィーンの雰囲気を醸し出した。
続いて演奏されたブラームスの「ヴァイオリン協奏曲」では、周防亮介が独奏を務めた。周防は美音に力強さを加え、重音も積極的に演奏した。自身もヴァイオリニストであるコンツは、独奏とオーケストラをなめらかにつなぎ、周防を細やかに支えた。第1楽章のカデンツァ(ヨアヒム作)では周防が集中力をみせ、第2楽章では艶やかで芯のある音で主題を奏でた。コンツはオペラ指揮の経験を活かし、歌手を支えるように周防をフォローした。
後半のブラームス「交響曲第1番」では、コンツはやや速めのテンポで推進力のある演奏を展開した。内声が豊かで、弦と管が有機的に結びついた格調高い響きが特徴であった。終楽章では、威厳ある序奏から雄大に進み、再現部から切迫感を増して壮大な頂点を築いた。コーダでは、逞しい推進力と金管の壮麗なハーモニーが響き渡った。
公演データ:
フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2026
日時:8月9日(日)15:00
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール
指揮:クリストフ・コンツ
ヴァイオリン:周防 亮介
管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団
コンサートマスター:扇谷 泰朋
プログラム:
ヨハン・シュトラウスⅡ世:喜歌劇「こうもり」序曲
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
