サックス奏者・住谷美帆の音楽鑑賞:初めて聴くことでかえって作品の世界に深く没入できる
サクソフォン奏者の住谷美帆がコンサートの鑑賞スタイルや魅力を語る アンケート記事が公開

Webマガジン「ONTOMO」の特集「鑑賞のヒント」において、サックス奏者の住谷美帆へのアンケート記事が公開された。
コンサートで注目する点について、住谷は演奏自体のほか、音量バランス、プログラム構成、客層やホールの響きに応じた工夫、ブレスの位置や合図、体の使い方、MCや立ち振る舞いまで目を向けているとし、注目点に迷う場合は気になる楽器を1つ選んで聴くことを提案している。
予習については、知らない曲ほどあえて事前に音源を聴かずに足を運び、作品の世界に深く没入することもあると述べた。ただし、プログラムノートでヒントを得てから聴くようにしており、現代作品も先入観を持たないよう事前音源を避けているという。難しく感じる作品は、素直な感覚を大事にし、全体像や響きを「面白いか、面白くないか」という感覚で楽しむとしている。
最近印象に残った公演として、9月17日のNHK交響楽団×アウグスティン・ハーデリヒの演奏会や、フランスのギャップで聴いたヨーナタン・ラウティオラのリサイタル(サクソフォン演奏と歌の披露)を挙げた。
自身の演奏会については、ピアノの響きにサクソフォンの音を溶け込ませ、2つの楽器が1つの音楽として響き合うアンサンブルを味わってほしいと語り、会場で聴く魅力として、空気感や時間の流れ、細かなディテール、その瞬間にしか生まれないライブ感を挙げた。
【公演情報】
住谷美帆デビュー10周年記念 サクソフォン・リサイタル
日時:2026年12月18日(金)19:00開演
会場:浜離宮朝日ホール
出演:住谷美帆(サクソフォン)、阪田知樹(ピアノ)
曲目:ダリウス・ミヨー『スカラムーシュ Op.165c』、フェルナンド・デュクリュック『アルト・サクソフォンのためのソナタ 嬰ハ調』、阪田知樹『アルト・サクソフォンとピアノのためのソナチネ』、阪田知樹『新作の小品(住谷美帆委嘱作品)』、リヒャルト・シュトラウス『ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18(サクソフォン版)』