Von der Philharmonie ins Berghain
フィルハーモニーからベルクハインまでを結ぶ「ウェスト=イースタン・ディヴァン音楽祭」が新設
ベルリンにおいて、フィルハーモニーからベルクハインまでの道のりは決して遠いものではない。しかし、音楽的にはその間にはひとつの世界全体が存在し得る。新設された「ウェスト=イースタン・ディヴァン音楽祭」は、まさにこの距離を進んでいく。中心となるのは、その歴史が当初から対話の思想と結びついていたオーケストラである。
ダニエル・バレンボイムと文学研究者のエドワード・W・サイードは、イスラエルとパレスチナ自治区の若い音楽家のためのワークショップとして、1999年にウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団を設立した。年月を経て、そこから音楽家やアンサンブルの国際的なネットワークが生まれた。かつて共同の対話として始まったものは、今日では異なる文化的経験や芸術的視点が出会う音楽のフォーラムへと発展している。
この音楽祭は、そうしたネットワークがどれほど多彩な響きを持つかを示している。ラン・ランが同オーケストラと共演し、ベルチャ四重奏団がピエール・ブーレーズ・ザールに室内楽を届け、イラクのウード奏者ナシール・シャンマがクラシックの演奏プログラムを別の音楽の伝統へと拡張する。さらにウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団の奏者やバレンボイム・サイード・アカデミー周辺のアーティストたちも加わる。そして最終的に、その旅は実際にベルクハインへと至る。ホルン奏者のベン・ゴールドシャイダーが、そこでピエール・ブーレーズの音楽と現代のエレクトロニック・サウンドを結びつける。これは単に異例の会場というだけではない。ここではクラシックとクラブカルチャーだけでなく、音楽の過去と現在が出会うからである。このように、ウェスト=イースタン・ディヴァン音楽祭は決められた様式のルートをたどらない。音楽家と伝統を結びつけ、そこから常に新しいものを生み出すための余白を音楽に与えている。