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🇯🇵 日本ピアノGoogle News JP コンクール2 · 2026年8月28日 19:02 · インタビュー· 約2分で読めます

「最後のチャンス」でショパンコンクール4位入賞の桑原志織、作曲家の魂に近づく経験経て成長…ショパンは「自分を厳しく導く道しるべ」 - 読売新聞

ショパン国際ピアノ・コンクールで4位入賞したピアニスト・桑原志織の歩みと音楽観

日本語要約
昨年のショパン国際ピアノ・コンクールで4位に入賞したピアニスト・桑原志織が、自身の経歴やコンクールへの挑戦、ショパンやドイツ音楽に対する思いを語った。30歳という年齢制限を前に最後の挑戦として臨んだコンクールを経て、現在は全国各地でリサイタルを行うなど多忙な日々を送っている。
全文(日本語)

昨年のショパン国際ピアノ・コンクールで4位に入賞した桑原志織(30)が今年、全国各地を巡り、入賞以来、多忙な日々を送る。印象に残っているのは昨年末の東京でのリサイタルだ。ステージに出た瞬間、聞いたことのない拍手が聞こえてきた。「細かく、とめどない、うねりのような音。たくさんのお客様がいるとこんな拍手になるのだと、耳に残っています」。リサイタルは、今年に入っても盛況が続いている。「音楽は聴いていただいて価値が高まる」と幸せを感じながらピアノに向かう。

ピアノを始めたのは、4歳のとき。当初は学業優先で、小学生の頃はテスト前に1週間ピアノを触らないこともあった。中学生でピアノの道を志し、東京芸術大を経てベルリン芸術大大学院に留学。入賞歴も豊富で、20代後半には「もうコンクールはやめよう」と距離を置いた。

だが、大きなコンクールが目白押しの2025年を前に、心残りに思う気持ちが湧いた。多くは30歳までの年齢制限で、25年は自身が30歳を迎える年で最後のチャンスだったからだ。「今しかできない挑戦の場を無視するのは、逃げのような気がした」。悩んだ末、まずブリュッセルで開かれたエリザベート王妃国際音楽コンクールに出場し、入賞。そして、ショパンコンクールでの快挙。「頑張ってきてよかった、というのが率直な気持ち」と振り返る。

自らが優れたピアニストであり、ピアノを知り尽くした作曲家であるショパンの作品を弾くことは、「全身全霊を傾けても足りない」と話す。さらに、ポーランドにおいてショパンは特別な存在だ。そのポーランドでショパンの作品を弾いたことで、これまでにない感覚を覚えたという。「自分の演奏で、楽譜に残るショパンの魂がポーランドの方々の胸に帰るような、不思議で温かい感覚でした」。ショパンは「自分を厳しく導く道しるべのような存在」であり、これからも一つの軸として大切に向き合っていくつもりだ。

ショパンのほかにひかれるのは、ベートーベンなどのドイツ音楽だという。留学してから好きになったのは、ブラームス。「ベートーベンは鼓舞される要素のある音楽だと思うのですが、ブラームスはあらゆる感性を受け止めてくれる。年を重ねて素敵だと思うようになりました」

ピアニストとしてスタート地点に立った今、願うのは「社会への恩返し」だ。「作曲家と私、お客様との心のつながりを目指したい。しがらみから解き放たれる特別な時間をお持ち帰りいただけたらうれしい」とほほ笑んだ。

関連キーワード解説 (4)
桑原志織人物・団体Wikipedia ↗

桑原 志織 は、日本のピアニスト。

ショパン人物・団体Wikipedia ↗

フレデリック・フランソワ・ショパン は、ポーランド出身の、前期ロマン派音楽を代表する作曲家。当時のヨーロッパにおいてもピアニストとして、また作曲家としても有名だった。その作曲のほとんどをピアノ独奏曲が占め、ピアノの詩人とも呼ばれるようになった。様々な形式・美しい旋律・半音階的和声法などによってピアノの表現様式を拡大し、ピアノ音楽の新しい地平を切り開いていった。夜想曲やワルツなど、今でも彼の作曲したピアノ曲はクラシック音楽ファン以外にもよく知られている。これらの情熱的かつダイナミックな曲はクラシックピアノを学ぶ者の憧れであり、大きな目標となっている。そのためピアノの演奏会において取り上げられることが多い作曲家の一人である。また、母国ポーランドへの強い愛国心からフランスの作曲家としての側面が強調されることは少ないが、父の出身地で主要な活躍地だった同国の音楽史に占める重要性も無視できない。

ベートーベン人物・団体Wikipedia ↗

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン は、ドイツの作曲家、ピアニスト。音楽史において極めて重要な作曲家の一人であり、日本では「楽聖」とも呼ばれる。その作品は古典派音楽の集大成かつロマン派音楽の先駆とされ、後世の音楽家たちに多大な影響を与えた。

ブラームス人物・団体Wikipedia ↗

ヨハネス・ブラームス は、ドイツの作曲家、ピアニスト、指揮者。J.S.バッハ(Bach)、ベートーヴェン(Beethoven)と共にドイツ音楽における三大Bとも称される。ハンブルクに生まれ、ウィーンに没する。作風は概してロマン派音楽に属するが、古典主義的な形式美を尊重する傾向も強い。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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昨年のショパン国際ピアノ・コンクールで4位に入賞したピアニストの桑原志織が、全国で凱旋リサイタルを行っている。30歳という年齢制限を前に「最後のチャンス」として挑んだコンクールでの経験や、ポーランドでショパンの作品を演奏した際に感じた特別な感覚、今後の音楽活動への向き合い方について語った。
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