ムーティの功績を記念する銀貨がイタリアで発行
ムーティの功績を記念する銀貨がイタリアで発行、フェニーチェ劇場の合唱指揮者交代をめぐる動き

【リッカルド・ムーティ記念銀貨】
イタリア財務省造幣局は、指揮者リッカルド・ムーティの功績を記念する3ユーロ銀貨を発行した。7月15日の発表によると、発行の目的は彼の伝説的キャリアを祝うとともに、文化的アイデンティティの担い手として認定することにある。銀貨の純度は92.5パーセント。デザインは、表に指揮姿、裏に手と渦のような模様が配されており、いずれも実際の写真から起こされたものである。
【フェニーチェ劇場の合唱指揮者交代】
ヴェネツィアのフェニーチェ劇場では、今シーズンで任期満了となる合唱指揮者アルフォンソ・カイアーニの後任として、9月からエレナ・ピエリーニが就任する。この人選に対し、合唱団の二つの労働組合のうち一方は「相談がなかった」として反発し、カイアーニの契約延長を求めている。一方、もう一方の組合は、合唱指揮者の選定に合唱団が関与する規定はないとして、交代に異を唱えていない。
次期合唱指揮者のピエリーニはフィレンツェ出身で、2017年からオーストリアのリンツの劇場で合唱指揮者を務めてきた。イタリアではカリアリの劇場での経験がある。ヴェネツィアでの初仕事は、9月にマリブラン劇場で上演されるレオンカヴァッロ《道化師》の合唱指揮となる(指揮はダニエレ・カッレガーリ)。退任するカイアーニは、南イタリアのバーリにあるペトゥルッツェッリ劇場の合唱指揮者に就任する。
フェニーチェ劇場の来シーズンの新制作プログラムは以下の通り。
11月13日:ジョルダーノ《フェドーラ》
来年2月:フンパーディンク《ヘンゼルとグレーテル》
6月:アントニオ・スマレーリャ《イストリアの結婚式》
9月:ヘンデル《パルテノペ》、ベッリーニ《ノルマ》
また、新規ではないがチレア《アドリアーナ・ルクヴルール》も上演される。

