角野隼人がデビュー! 「アメリカン・ドリーム」をテーマにしたルツェルン音楽祭
ルツェルン音楽祭・夏2026で角野隼斗がデビュー、METオーケストラやユジャ・ワンらが出演

2026年夏にスイスで行われたルツェルン音楽祭(2026年8月13日~9月13日)の模様を中東生氏がレポートした。
今年のテーマ「アメリカン・ドリーム」のもと、後半では8月30日にMETオーケストラが25年ぶりにルツェルン音楽祭へ出演した。指揮は音楽監督のヤニック・ネゼ=セガン、ソリストは当音楽祭初登場となるメゾソプラノのジョイス・ディドナートが務めた。演奏曲目はミッシー・マッツォーリ《シンフォニア(軌道を周る天体のための)》、マーラー《リュッケルトによる5つの詩》(「私はやさしい香りを吸い込んだ」「真夜中に」「私はこの世に忘れられ」など)、交響曲第4番、アンコールとして交響曲第2番《復活》から〈原光〉が演奏された。今季から首席テューバ奏者を務める中地寛志も出演した。
9月1日には、アメリカに移住した角野隼斗が当音楽祭初出演となり、リサイタル・デビューを飾った。プログラムは「ショパン・オービット」を基盤とし、会場であるKKL(ルツェルン・カルチャー・コングレスセンター)にて終曲のストラヴィンスキー(アゴスティ編)《火の鳥》抜粋などを演奏した。
さらに、4日にはマンフレート・ホーネック率いるピッツバーグ交響楽団とアンネ=ゾフィ・ムターによるペンデレツキ「ヴァイオリン協奏曲第2番」、6日にはトゥガン・ソヒエフ指揮ウィーン交響楽団とヒラリー・ハーンによるドヴォルジャーク「ヴァイオリン協奏曲」が演奏された。
9月9日には、テディ・アブラムスがマーラー室内管弦楽団を指揮し、コープランド《アパラチアの春》組曲、ユジャ・ワンのソロでバーバー「ピアノ協奏曲」が演奏された。後半最後にはワンがツファスマン《ジャズ組曲》を弾き振りし、3曲のアンコールに応えた。

