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🇩🇪 ドイツオペラレコ芸ONLINE · 2026年9月3日 10:01 · レビュー· 約1分で読めます

第9回(1976年9月号)フルトヴェングラーのヴァーグナー/ニュルンベルクのマイスタージンガー

柴田南雄によるフルトヴェングラー指揮バイロイト祝祭管弦楽団『ニュルンベルクのマイスタージンガー』のレコード評

日本語要約
柴田南雄の連載「名演奏のディスコロジー」第9回。1943年バイロイト音楽祭におけるフルトヴェングラー指揮『ニュルンベルクのマイスタージンガー』の録音を、カラヤン盤やヴァルヴィーゾ盤と比較しつつ論評する。戦時下のバイロイト公演の記録や、録音の欠落箇所についても言及している。
全文(日本語)

柴田南雄の連載「名演奏のディスコロジー」の再掲載第9回。本稿では、1943年のバイロイト音楽祭におけるフルトヴェングラー指揮のワーグナー《ニュルンベルクのマイスタージンガー》の録音を取り上げる。この録音は、戦時下のバイロイトの実況であり、第1幕第1場の一部と第3幕第4場の五重唱部分に欠落がある。

筆者は、カラヤン指揮シュターツカペレ・ドレスデン盤(1970年録音)およびシルヴィオ・ヴァルヴィーゾ指揮バイロイト祝祭管弦楽団盤(1974年録音)と比較検証を行った。ヴァルヴィーゾ盤については、当時のバイロイトの定石的な記録であると評した。カラヤン盤については、歌手がオーケストラと一体化しすぎており、燃焼度が低いと指摘した。

一方、フルトヴェングラー盤については、オーケストラの音色や歌手たちの生き生きとした芝居の呼吸を高く評価している。特にマックス・ローレンツのヴァルター、ヤーロ・プロハスカのザックス、オイゲン・フックスのベックメッサーによる舞台の完成度を称賛した。

また、戦時中のバイロイト音楽祭の公演記録(1939年〜1944年)を引用し、1943年にフルトヴェングラーを起用した異例の《マイスタージンガー》一本立て興行が行われた背景についても触れている。

▼関連キーワード解説 (6)
柴田南雄人物・団体Wikipedia ↗

柴田 南雄 は、日本の作曲家、音楽評論家、音楽学者。

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー人物・団体Wikipedia ↗

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー は、ドイツの指揮者、作曲家。伴奏ピアニストとしての演奏も行った。

ヘルベルト・フォン・カラヤン人物・団体Wikipedia ↗

ヘルベルト・フォン・カラヤン は、オーストリア=ハンガリー帝国、ザルツブルク公国ザルツブルク生まれの指揮者。

シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ人物・団体Wikipedia ↗

シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ は、スイスの指揮者。

オイゲン・フックス人物・団体Wikipedia ↗

オイゲン・フックス は、ドイツのバス・バリトン歌手。

マックス・ローレンツ人物・団体Wikipedia ↗

マックス・ロレンツ は、ドイツ出身のヘルデン・テノール歌手。「マックス・ローレンツ」とも表記される。バイロイト音楽祭やベルリン、ドレスデンをはじめとするドイツ各地、ウィーン、コヴェント・ガーデン、メトロポリタン歌劇場、テアトロ・コロンなど、世界中でワーグナーをはじめとするドイツ・オペラ、ドイツ語圏内では(ドイツ語歌唱での)イタリア・オペラのドラマティックな役柄の劇的な歌唱で称賛された。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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