ステュリアルテ音楽祭で、美しい歴史的パイプオルガンを聴く「オルガンの旅」開催
ステュリアルテ音楽祭で歴史的パイプオルガンを巡る「オルガンの旅」が開催

2026年7月19日、オーストリアのステュリアルテ音楽祭において、シュタイアーマルク州各地の歴史的なパイプオルガンを聴く「オルガンの旅」が開催された。参加者はグラーツ歌劇場脇からバスで出発し、各地の教会を巡った。
午前10時45分からはフュルステンフェルトのアウグスティーナ・エレミーテン教会にて、ヨハン・ゲオルク・ミッテルライターが1724年に製作したオルガンで演奏が行われた。オルガン奏者ペーター・ヴァルトナーにより、ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク、ジョン・ブル、オーランド・ギボンズ《アルマン:王の宝石》などが演奏された。
続いてシュトラーデンの聖フローリアン教会では、クリスティアン・クレヴォによる1776年製のオルガンで、ゲオルク・ムッファト《ガヴォット》、ヘンデル《カプリッチョ》ヘ長調、ヨハン・ゴットフリート・ヴァルターらの作品が演奏された。同丘にある聖ゼバスティアン教会では、1780年にルートヴィヒ・グレスが製作したオルガンを用い、モーツァルト《ロンドンの楽譜帳》より「ソナタのフィナーレ」ヘ長調、ハイドン《フルート時計》より「メヌエット」ハ長調 Hob.XIX:8が演奏された。
旅の最後はザンクト・ファイト・アム・フォーガウ教区教会にて、17世紀の作者不詳の初期バロック・オルガンを用いたコンサートが行われた。ハンス・レーオ・ハスラー、ジョヴァンニ・ガブリエーリ、ジローラモ・フレスコバルディ、ヨハン・カスパール・ケルル《バッターリア》などが演奏され、アンコールにはティールマン・スザート《ダンサリー》より「ロンド第9番」が披露された。
なお、2027年のステュリアルテ音楽祭は、6月25日から7月25日まで「Phantastisch!」を標語に開催される予定である。