Pianist Jean-Yves Thibaudet Receives 2026 Avery Fisher Prize. - Colin's Column
ピアニストのジャン=イヴ・ティボーデが2026年エイヴリー・フィッシャー賞を受賞
2026年エイヴリー・フィッシャー賞がピアニストのジャン=イヴ・ティボーデに授与される。
ニューヨーク州ニューヨーク – 2026年11月4日(水)の夜、ジャン=イヴ・ティボーデが、その並外れた芸術性と音楽的卓越性、ジャンルを超えた独自性のある貢献、そしてクラシック音楽界に優雅さ、革新、幅広い文化的な魅力を届ける持続的な力を評価され、2026年エイヴリー・フィッシャー賞を授与されたことが発表された。この発表は、ラファエル・パヤーレ指揮によるニューヨーク・フィルハーモニックとティボーデによるリストのピアノ協奏曲第2番の演奏に続き、ニューヨーク・フィルハーモニックの社長兼CEOでありエイヴリー・フィッシャー・アーティスト・プログラム執行委員会メンバーであるマティアス・タルノポルスキーにより、デヴィッド・ゲフィン・ホールのステージ上から行われた。
2026年エイヴリー・フィッシャー賞の受賞者として、ティボーデには賞金10万ドルが授与される。かつてエイヴリー・フィッシャー・ホールと呼ばれたデヴィッド・ゲフィン・ホールのエイヴリー・フィッシャー・レガシー・ウォールに刻まれる彼の名前は、過去26名の受賞者(リン・ハレル[チェリスト]、マレイ・ペライア[ピアニスト](1975年)、ヨーヨー・マ[チェリスト](1978年)、エマニュエル・アックス[ピアニスト](1979年)、リチャード・グード[ピアニスト](1980年)、オラシオ・グティエレス[ピアニスト](1982年)、エルマー・オリヴェイラ[ヴァイオリニスト](1983年)、リチャード・ストルツマン[クラリネット奏者](1986年)、アンドレ・ワッツ[ピアニスト](1988年)、イェフィム・ブロンフマン[ピアニスト](1991年)、ギャリック・オールソン[ピアニスト](1994年)、サラ・チャン、パメラ・フランク、ナジャ・サレルノ=ソネンバーグ[ヴァイオリニスト](1999年)、エドガー・メイヤー[コントラバス奏者]、デイヴィッド・シフリン[クラリネット奏者](2000年)、五嶋みどり[ヴァイオリニスト](2001年)、エマーソン弦楽四重奏団(2004年)、ジョシュア・ベル[ヴァイオリニスト](2007年)、ギル・シャハム[ヴァイオリニスト](2008年)、クロノス・クァルテット(2011年)、ジェレミー・デンク[ピアニスト](2014年)、クレア・チェイス[フルート奏者](2017年)、レイラ・ジョセフォウィッツ[ヴァイオリニスト](2018年)、アンソニー・マクギル[クラリネット奏者](2020年)、ヒラリー・ハーン[ヴァイオリニスト](2024年))に加わることになる。
ジャン=イヴ・ティボーデはさらに、リンカーン・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ内デヴィッド・ゲフィン・ホールのグランド・プロムナードで開かれたコンサート後の祝賀ディナーにおいて、エイヴリー・フィッシャー・アーティスト・プログラムの執行委員会およびその委員長デボラ・ボーダ、そしてフィッシャー家から栄誉を称えられた。エイヴリー・フィッシャー賞を受賞した9人目のピアニストであり、デヴィッド・ゲフィン・ホールのステージから発表された5人目の受賞者となったティボーデは、今後同プログラムの推薦委員会に加わる。
受賞が自身にとって持つ意味について、ティボーデは「エイヴリー・フィッシャー賞は長年にわたり最高水準の音楽性に生涯を捧げてきた芸術家たちを称えてきました。その一員に加われることは大変身に余る光栄です。私はコンサートホール、スクリーン、そしてリヨンで学んでいた若い頃には想像もできなかったようなコラボレーションへと、音楽が導く先をどこまでも追い求めながらキャリアを歩んできました。執行委員会に心から感謝申し上げます。本当に光栄です」と語った。
エイヴリー・フィッシャー・アーティスト・プログラムは、故エイヴリー・フィッシャーによるリンカーン・センターへの多大な寄付の一環として1974年に設立され、フィッシャーの慈善活動と音楽への愛を記念するものとなっている。同プログラムは、米国市民または米国永住者である優れた器楽奏者(2004年からは小編成の室内楽アンサンブルも対象)に対し、「賞(Prize)」と「キャリア・グラント(Career Grants)」の2つのカテゴリーで表彰を続けている。受賞者はプログラム執行委員会(ピアニストのエマニュエル・アックス、委員長兼ボルダアーツ創設者・元ニューヨーク・フィル会長のデボラ・ボーダ、M.L.ファルコーネ・パブリック・リレーションズのメアリー・ルー・ファルコーネ、リンカーン・センター室内楽協会の芸術監督デイヴィッド・フィンケルとウー・ハン、ルーズベルト大学シカゴ演技芸術カレッジ名誉学部長兼特別教授のヘンリー・フォーゲル、ボストン交響楽団・タングルウッド芸術アドバイザーのアンソニー・フォッグ、ヴァイオリニストのパメラ・フランク、カル・パフォーマンシズのエグゼクティブ&アーティスティック・ディレクターのジェレミー・ゲフィン、ジュリアード音楽院特別アドバイザー兼マールボロ音楽祭シニアアドバイザーのアラ・グゼリミアン、チェリストのヨーヨー・マ、クラリネット奏者のアンソニー・マクギル、リンカーン・センター会長兼CEOのマリコ・シルヴァー博士、ボストン交響楽団社長兼CEOのチャド・スミス、ニューヨーク・フィル社長兼CEOのマティアス・タルノポルスキー、リンカーン・センターのチーフ・アーティスティック・オフィサーであるシャンタ・テイク)によって選出される。チャールズ・エイヴリー・フィッシャー、ナンシー・フィッシャー、フィリップ・エイヴリー・カーシュナーが同プログラムのアドバイザーを務めている。
【ジャン=イヴ・ティボーデについて】
優雅な音楽性と、現代作品から定評あるレパートリーまでに対する洞察に満ちたアプローチにより、ジャン=イヴ・ティボーデは世界最高峰のピアニストのひとりとしての評価を確立してきた。クラシック界を越えた多様な関心でも知られ、映画、ファッション、視覚芸術など多岐にわたるコラボレーションを行っている。コルバーン・スクール初のアーティスト・イン・レジデンスであり、同校では彼の名を冠した奨学金がいくつか授与されている。
今シーズン、ティボーデは世界各地のオーケストラと共演し、ガーシュウィンの『ヘ調の協奏曲』、サン=サーンスのピアノ協奏曲第5番、ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調、リストのピアノ協奏曲第2番などを演奏する。シカゴ交響楽団のアーティスト・イン・レジデンスとして、ハチャトゥリアンのピアノ協奏曲の演奏や、ヴァイオリニストのリサ・バティアシヴィリ、チェリストのゴーティエ・カピュソンとのトリオ・プログラム、マイケル・ファインスタインとのプロジェクト「Two Pianos: Who Could Ask for Anything More?」など複数のコンサートに出演する。さらに秋にはバティアシヴィリおよびカピュソンとのトリオ・ツアー、5月にはイツァーク・パールマン&フレンズとのツアーを行う。また、複数シーズンにわたるドビュッシーの『前奏曲集』への取り組みも継続し、世界各地のリサイタルで第1集・第2集の全曲演奏を行っている。録音面でも多作で、70以上のアルバムと6つの映画音楽に参加しており、これまでにグラミー賞ノミネート2回、ECHO賞2回、ドイツ・レコード批評家賞を受賞している。

