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🇩🇪 ドイツオーケストラレコ芸ONLINE · 2026年9月11日 10:01 · レビュー· 約1分で読めます

カラヤンは何のために音楽をしたのか②

ライター有馬慶による指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンの再批評(第2回)

日本語要約
ライターの有馬慶が、指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンの「美音」のイメージを再批評する連載の第2回。カラヤンの音楽における「美音」の目的化と、作品や自己の内面との距離感について考察する。記事では1971年10月収録のベルリン・フィルによるベートーヴェン交響曲第3番・第7番の配信情報も紹介されている。
全文(日本語)

金曜連載「名演奏家再批評」の第9弾として、ライターの有馬慶が指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンを全4回で論じる連載の第2回。第1回は無料公開、第2回以降は有料公開となっている。

本稿では一般的なカラヤン像として、過剰なレガート、滑らかな弦楽器、完璧に統制されたアンサンブル、ゴージャス志向の音響といった「カラヤン美学」を振り返る。また、最新技術への関心や自己演出を含め、カラヤンが「帝王」と称された背景に触れている。

記事では、1971年10月に収録されたカラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によるベートーヴェン《交響曲第7番》の映像について、カラヤン自身が芸術監督として美術セットなどの視覚演出に関わったことに言及している。また、同コンビによる1971年10月収録の《交響曲第7番》および《交響曲第3番「英雄」》が「ベルリン・フィル・デジタル・コンソートホール」にて配信されている。

筆者は、フルトヴェングラーやバーンスタイン、トスカニーニ、セルといった指揮者と比較し、カラヤンの音楽からは人間性や作品への奉仕、自己の内面の吐露が感じにくいと指摘する。カラヤンの演奏は磨き抜かれた「美音」そのものを目的化しており、筆者はその姿勢を批判するのではなく、自己を隠し作品と距離を置く点に興味を抱いていると述べている。

なお、本連載の第3回は2026年9月18日に公開予定である。

関連キーワード解説 (5)
ヘルベルト・フォン・カラヤン人物・団体Wikipedia ↗

ヘルベルト・フォン・カラヤン は、オーストリア=ハンガリー帝国、ザルツブルク公国ザルツブルク生まれの指揮者。

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団人物・団体Wikipedia ↗

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 は、ドイツ・ベルリンのフィルハーモニー に本拠を置くオーケストラである。

レナード・バーンスタイン人物・団体Wikipedia ↗

レナード・バーンスタイン は、ユダヤ系アメリカ人の指揮者、作曲家であり、ピアニストとしても知られている。アメリカが生んだ最初の国際的レベルの指揮者であり、ヘルベルト・フォン・カラヤンやゲオルク・ショルティらと並んで、20世紀後半のクラシック音楽界をリードしてきた音楽家。愛称はレニー。妻は、チリ出身の女優・ピアニストの、フェリシア・モンテアレグレ。

トスカニーニ人物・団体Wikipedia ↗

アルトゥーロ・トスカニーニ は、イタリア出身の指揮者。

ベートーヴェン人物・団体Wikipedia ↗

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン は、ドイツの作曲家、ピアニスト。音楽史において極めて重要な作曲家の一人であり、日本では「楽聖」とも呼ばれる。その作品は古典派音楽の集大成かつロマン派音楽の先駆とされ、後世の音楽家たちに多大な影響を与えた。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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