ラヴェルの人生、10のターニングポイント【後編】戦争、母の死、トスカニーニ事件
ラヴェルの人生、10のターニングポイント【後編】戦争、母の死、トスカニーニ事件

日本語要約
ロジャー・ニコルズ著『モーリス・ラヴェル 海賊と時計職人』の刊行を記念し、訳者の神保夏子氏と平野貴俊氏がポッドキャストで語った内容を再構成した記事。後編では、第一次世界大戦への従軍経験と、それが作品に与えた影響について触れている。ラヴェルは軍用トラックの運転手として戦地へ赴き、不眠症や過酷な環境に直面しながらも創作意欲を維持した。戦死した友人たちに捧げられたピアノ組曲《クープランの墓》が、戦争体験を反映した作品として挙げられている。
全文(日本語)
2026年6月3日、Webマガジン「ONTOMO」にて、ロジャー・ニコルズ著『モーリス・ラヴェル 海賊と時計職人』の発売記念ポッドキャストの内容が公開された。
ラヴェルは1914年の第一次世界大戦開戦時に従軍を強く希望し、軍用トラックの運転手として戦地へ向かった。戦地では車両の故障により孤立した生活を送るなど過酷な状況に置かれ、不眠症にも悩まされたが、創作意欲は衰えなかった。
この戦争体験の影響を受けた作品として、戦死した友人たちに捧げられたピアノ組曲《クープランの墓》が挙げられる。同作の各楽章は亡くなった友人たちに献呈されており、特に「リゴードン」はピエール&パスカル・ゴダン兄弟に捧げられている。
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