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🇯🇵 日本オーケストラクラシックナビ · 2026年10月31日 11:32 · レビュー· 約2分で読めます

クリストフ・エッシェンバッハ指揮 NHK交響楽団ブラームス交響曲全曲演奏会1

クリストフ・エッシェンバッハ指揮、NHK交響楽団によるブラームス交響曲全曲演奏会の初日公演レビュー

日本語要約
NHK交響楽団のブラームス交響曲全曲演奏会初日(10月30日、東京芸術劇場 コンサートホール)のレビュー。当初予定されていたヘルベルト・ブロムシュテットの体調不良に伴い、クリストフ・エッシェンバッハが急遽指揮を務めた。エッシェンバッハは体力的な衰えを見せ椅子に座っての指揮となったが、オーケストラの自発性を引き出し、ブラームスの交響曲第2番および第4番を演奏。音楽評論家の那須田務は「今のエッシェンバッハだからこその秀演」と評した。
全文(日本語)

NHK交響楽団のブラームス交響曲全曲演奏会の初日(10月30日、東京芸術劇場 コンサートホール)についての音楽評論家・那須田務による公演評。

当初、初日は99歳のヘルベルト・ブロムシュテットが指揮する予定だったが、体調上の理由により、二日目を指揮するクリストフ・エッシェンバッハが初日も指揮台に立つこととなった。筆者にとって昨年のセイジ・オザワ松本フェスティバルのマーラー「復活」以来となるエッシェンバッハは、付き添いに支えられ杖を片手に登壇し、椅子に座って指揮を行うなど体力的な衰えが感じられた。左手は肩より上に上がらず、右手で拍子を振るのみであったが、どっしりとした力強いサウンドが引き出された。

前半に演奏された交響曲第2番では、アンサンブルのまとまりに課題はあったものの、楽員一人ひとりが指揮者と呼吸を合わせる自発的な表現が見られ、コンサートマスターの長原幸太を中心に室内楽的な感興が生まれた。第2楽章のチェロの主題や第4楽章の対比、熱量の増したコーダなどが展開された。

後半の交響曲第4番では、オーケストラの各セクションの表現の純度が増した。細かな指示を控えオーケストラの自発性に委ねる指揮により、第1楽章の弦の歌い回し、第2楽章のホルンや木管、第3楽章の総奏とフォルテ、そして終楽章の管楽器によるシャコンヌ主題やフルート、クラリネット、オーボエへと旋律が受け渡される展開などが堅牢なアンサンブルとともに響き渡った。

【公演データ】

NHK交響楽団ブラームス交響曲全曲演奏会

10月30日(金)19:00 東京芸術劇場 コンサートホール

指揮:クリストフ・エッシェンバッハ

管弦楽:NHK交響楽団

コンサートマスター:長原幸太

プログラム:

ブラームス:交響曲 第2番 ニ長調 Op.73

ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 Op.98

▼関連キーワード解説 (5)
クリストフ・エッシェンバッハ人物・団体Wikipedia ↗

クリストフ・エッシェンバッハ は、ドイツのピアニスト、指揮者。

NHK交響楽団人物・団体Wikipedia ↗

公益財団法人NHK交響楽団 は、日本にあるオーケストラの一つ。通称「N響(エヌきょう)」。所在地は東京都港区高輪二丁目16番49号。公益社団法人日本オーケストラ連盟正会員。近衛秀麿らによって設立された「新交響楽団」が源流である。

ヘルベルト・ブロムシュテット人物・団体Wikipedia ↗

ヘルベルト・ブロムシュテット は、アメリカ生まれのスウェーデン人指揮者。ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、バンベルク交響楽団、シュターツカペレ・ドレスデンなどの名誉指揮者。NHK交響楽団の桂冠名誉指揮者。セブンスデー・アドベンチスト教会の信徒でもある。

長原幸太人物・団体Wikipedia ↗

長原 幸太 は、日本のヴァイオリニスト。NHK交響楽団第1コンサートマスター。

ブラームス人物・団体Wikipedia ↗

ヨハネス・ブラームス は、ドイツの作曲家、ピアニスト、指揮者。J.S.バッハ(Bach)、ベートーヴェン(Beethoven)と共にドイツ音楽における三大Bとも称される。ハンブルクに生まれ、ウィーンに没する。作風は概してロマン派音楽に属するが、古典主義的な形式美を尊重する傾向も強い。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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